ロボットベンチャーのZMP(東京都文京区)は7月19日、自律走行する宅配ロボット「CarriRo Delivery」(キャリロデリバリー)を使ったデリバリーサービスの実証実験を、慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパスで行うと発表した。注文から配達、受け取りまでの流れを実運用に近い環境で検証し、実用化につなげる考え。
CarriRo Deliveryは、内蔵する宅配ボックスで荷物を届ける車型ロボット。レーザーセンサーとカメラで周囲を360度認識しながら、最大時速6キロで自律走行する。遠隔監視や遠隔操作も可能だ。
実験には、ローソンと慶応義塾大学SFC研究所が協力。注文や受け取りにはユーザー向けに開発した専用アプリを使用し、決済や宅配ボックスの解錠も行えるようにする。店舗向けアプリも用意し、ロボットの位置や状態を管理したり、緊急時に遠隔操作を行えるようにする。
ZMPは実験で課題の洗い出しとユーザーニーズの把握を行い、実用化に向けた開発を進める。「注文から受け取りまでの流れをスマート化することで、ラストワンマイルの無人化に挑戦する」としている。
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