ロボットベンチャーのZMP(東京都文京区)が、台車型の物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)に無人搬送機能を追加し、「自律移動モデル」として6月29日に受注を開始した。作業員が操作する「ドライブモード」、作業員の後を追従する「カルガモモード」に加え、あらかじめ設定した走行ルートを自律走行するモードを追加した。価格は未定。
【訂正:2018年7月2日午後3時10分 金額について訂正いたしました】
CarriRoは荷物の運搬などに使用する、台車の形をした物流支援ロボット。ハンドルに取り付けたレバー(ジョイスティック)を傾けるだけで最大150キロの荷物を運べる他、作業員が腰にビーコンを付けて歩くと、それに追従して移動する「カルガモモード」も備えている。自律移動モデルでは、これに加えて自律走行が可能になる。
CarriRoはカメラと画像認識により自機位置や走行指示を取得し、人手を介さずにルート走行が行える。走行指示は無線接続したタブレット端末から変更できる他、自律走行するCarriRoが先導し、カルガモモードに設定した他のCarriRoを追従させて無人の隊列搬送も可能になる。
同社は18年内に自律移動モデルの販売を開始するとしているが、並行して従来の2018年モデルの販売も続ける。すでに2018年モデルを利用している人は、月額料金の差額を支払うことで自律移動モデルにアップグレードできるという。
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