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Clubhouse、そしてDispo 招待制というハードルがありながら緩くつながれるアプリに人気が集まる時代(2/3 ページ)

» 2021年02月25日 12時55分 公開
[武者良太ITmedia]

できることが限られているからの低ストレス性

 Clubhouseは他のユーザーとのおしゃべりを、さらに他のユーザーが聴くことができます。メインの機能はそれだけ。イベント名をつけて同じ趣味趣向を持つ人にアピールすることはできますが、録音は不可。プロフィールにTwitterやInstagramのアカウントリンクを埋め込むことはできますが、ダイレクトメッセージを送る機能はありません。同じ時間にClubhouseを利用しているユーザー同士でしか、話題を共有できないのです。

photo Clubhouseでおしゃべりをするルーム

 Dispoも似たようなものです。フィルム感あるローファイな写真を、他のユーザーと共有しているロール(アルバムのようなもの)に登録して、みんなでテーマを定めた写真アルバムを作っていくという機能がメインです。Instagramのように、他のカメラで撮影した写真を登録することは不可能ですし、フィルターの種類や効果の度合いを調整することもできません。さらにはいつ撮影しても、朝の9時にならなければ現像されない(写真を見ることができない)という制限もあります。

photo フィルターも固定。だがそれがいい

 数多の機能を実装して巨大化していったFacebookやLinkedInなどと比較すると、いずれのアプリも圧倒的に低機能です。しかしユーザー側からすると、その限られた機能に価値を感じるところもあるのです。

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