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サーバ市場9期連続で増大、IBMが首位を維持

» 2005年08月27日 08時29分 公開
[ITmedia]

 調査会社IDCが8月26日発表した4〜6月期の世界サーバ市場統計によると、サーバの工場出荷額は前年比で5.6%増えて122億ドルとなり、9四半期連続で増加した。

 工場出荷額に占めるシェアはIBMが31.9%で首位の座を維持。金額では前年より4.1%増加した。2位のHewlett-Packard(HP)はシェア28.5%、金額では同11.5%の伸び。3位はDellが11.3%、Sun Microsystemsが10.5%でタイとなっているが、金額ではDellが22.3%増、Sunは5.3%減となった。

 台数ベースでは市場全体で前年比10.9%増となり、量産型サーバの出荷伸び悩みが響いてほぼ2年ぶりの低い伸びにとどまった。シェアはHPが引き続きトップで29.6%、2位はDellの25.3%となっている。

 Linuxサーバは工場出荷額が45.1%の伸びを示して14億ドルを突破。サーバ売り上げ全体に占めるLinuxサーバの割合も11.5%と過去最高になった。市場シェアはHPが24.3%で1位、IBMは20.3%で2位。

 UNIXサーバは工場出荷額が前期比3%増と盛り返して43億ドルとなった。世界のUNIXサーバ売り上げに占めるシェアはIBMが31%でトップ。2位はHPの30.0%とSunの29.5%が事実上のタイとなっている。

 Windowsサーバは引き続き2けた台の成長が続き、工場出荷額は前年比14.5%増の41億ドルとなった。シェアはHP(38.2%)、Dell(22.9%)、IBM(17.5%)の順。

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