ChatGPTが答えられない「David Mayer」とは一体誰? 陰謀かプライバシー保護か 人名巡るAIの問題(1/2 ページ)
米OpenAIのChatGPTで「David Mayer」(デビッド・メイヤー)という人物のことを尋ねると、「答えられません」と言ってクラッシュしてしまう――そんな現象が、ネット掲示板「Reddit」を中心に話題になった。デビッド・メイヤーさんはChatGPTが回答を拒んだことで、逆にネット上で注目の的になった。また、ChatGPTが口にできない人名は他にも複数あることが判明している。
「David Mayer問題」が発覚したのは11月26日。ChatGPTに関して「なんでデビッド・メイヤーという名前の使用が許されないの?」という質問がRedditに掲載された。
書き込みによれば、デビッド・メイヤーのことを尋ねると「I'm unable to produce a response(応答を生成できません)」「応答の生成中にエラーが発生しました」などと反応してChatGPTが強制終了したり、「David」で会話が止まったりする現象が発生。「利用ポリシー違反の可能性があります」という警告が表示されるケースもあった。
必然、デビッド・メイヤーとは誰なのかという臆測がネット上で渦巻いた。
真っ先に浮上したのは環境保護活動などで知られる富豪ロスチャイルド家のデビッド・メイヤー・ド・ロスチャイルドさんだ。同氏が自分の名をChatGPTから削除するよう求めたのではないかと勘繰る声もあった。
しかし英紙Guardianによると、デビッド・メイヤー・ド・ロスチャイルドさんは「自分の名前の削除を求めたことも、ChatGPTと接触したこともない」と断言し「残念ながら、全て陰謀論に駆り立てられた考えだ」と話しているという。
英大学教授の故デビッド・メイヤーさんも、可能性があるもう1人の人物として取り沙汰された。こちらのメイヤーさんは、チェチェン共和国の過激派が使う偽名と同姓同名だったことから、米政府の危険人物リストに誤って記載された過去がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
よく見られているカテゴリー
アクセスランキング
-
1
「ChatGPTのコネクタでつながるし、M365 Copilotいらなくない?」→有識者3人に聞いてみた 知らないと損するコンテキスト管理「Work IQ」の仕組み
-
2
中国が人型ロボット開発競争をリードする「納得の理由」 日本に残された逆転シナリオは?
-
3
生成AI台頭、経営コンサルの倒産・廃業が過去最多ペース “補助金頼み”限界に
-
4
JASRAC、「AI作曲・人間作詞」の曲は管理します――「人間の創作的寄与の有無」で線引き
-
5
Anthropic、最上位「ミュトス」級モデルを一般提供 悪用防ぐ保護機能を備えた「Claude Fable 5」
-
6
Google、拡散型テキスト生成モデル「DiffusionGemma」公開 ローカルGPUで毎秒1000トークン超
-
7
AnthropicとNEC、金融8社とAI活用で連携 三井住友FG、大和証券など
-
8
「ポンコツ」と呼ばれたM365 Copilotの逆転劇、GPT-5が転換点 活用の秘訣は“脱・プロンプト職人”
-
9
AnthropicのアモデイCEO、フロンティアAIに「航空機並みの安全審査」求めるエッセイと政策提言を公開
-
10
公式がワンコーラス公開→AIで無断フルコーラス化、拡散 大原ゆい子氏「無職転生III」OPが被害
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR