米Googleは3月12日(現地時間)、「Googleマップ」の機能を「Gemini」を活用して大幅に刷新したと発表した。 このアップデートでは、地図情報とGeminiを組み合わせ、地図での場所探しをシンプルな会話に進化させる「Ask Maps」と、従来の「イマーシブビュー」をルート案内に特化させて発展させた「Immersive Navigation」を追加した。
Ask Mapsは現在、米国およびインドのAndroidおよびiOSデバイス向けに順次提供が開始されており、デスクトップ版も近日中に対応する予定だ。
Immersive Navigationは同日から米国内で提供が開始され、今後数カ月かけて対象のiOSおよびAndroidデバイス、CarPlay、Android Auto、Google built-in搭載車向けに順次利用可能となる。
Ask Mapsは、マップ上で複雑な現実世界の質問に対して会話形式で回答を得られる機能。例えば、「スマートフォンのバッテリーが切れそうだが、長い列に並ばずに充電できる場所はどこ?」とか、「今夜照明付きでプレイできる公共のテニスコートはある?」といった、これまで複数の検索やレビューの確認が必要だった細かい条件の質問に対応する。
使い方は、Ask Mapsボタンをタップして、自然な言葉で質問を入力するだけだ。 Geminiの推論能力により、ユーザーの過去の検索履歴や保存したリストに基づいてパーソナライズされた結果がカスタマイズされたマップ上に表示され、そこから数タップでレストランの予約やリストへの保存、経路案内などのアクションをシームレスに実行できるという。
下の画像は、「今夜友だち4人で会うんだけど、7時に予約できる居心地の良いレストランを紹介して」と依頼した場合。ユーザーの現在地やそれまで訪問した店などを反映した候補を表示し、店を選択すると7時に4人席を予約できる画面になる。
Immersive Navigationは、目的地を上空から俯瞰できる従来のイマーシブビューの技術をベースに、ナビゲーション体験を根本から再構築したものという。周囲の建物や立体交差、地形を反映した3Dビューを採用し、複雑な交差点などでは車線や横断歩道、信号、一時停止標識などをハイライト表示して運転をサポートする。Geminiがストリートビューや航空写真を解析することで、正確な路面情報を3D空間上に再現しているという。
さらに、“友人がナビをしてくれるような”自然な音声案内を導入し、渋滞が少ない長距離ルートや有料道路を利用する最短ルートなどの代替ルートの比較機能、目的地の建物の入り口や付近の駐車場の案内機能も追加された。
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