JR東海は、スマートフォンで駅案内するAIシステムの開発に向けた実証実験を、1月24日から2月12日にかけてJR高山駅(岐阜県)で行うと発表した。質問の意味を理解・推定する新たなAI技術を導入したAIシステムのプロトタイプを活用し、適切な回答ができるか検証する。
システムにアクセスできるQRコードポスターを高山駅に掲示。コードからURLにアクセスすると、日本語・英語・中国語・韓国語の4言語で質問を入力できる。
例えば、「トイレは?」と質問すると、意味を理解・推定する新AIが「高山駅でトイレに行きたいのかな。駅のトイレの場所を案内しよう」と判断。
大規模言語モデルとデータベース検索を組み合わせたRAG技術により、「乗車前なら東口を出て左側です」など、高山駅のトイレの場所を案内する。
JR東海が有する鉄道向けAIのノウハウと、AI企業のジェットラン・テクノロジーズが開発したAIを組み合わせた。インバンドも含めて顧客の大路高山駅で実験し、有効性を検証する。
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