米MicrosoftのAI部門のムスタファ・スレイマンCEOは1月30日(現地時間)、米OpenAIの最新推論AIモデル「o1」を、すべての「Copilot」ユーザーに提供すると発表した。o1はこれまで、ChatGPTの有料プランでのみ利用可能だった。
Copilotは、Microsoftが「すべてのユーザーのためのAIコンパニオン」と謳うMicrosoft製AIアシスタント。Webブラウザの「Edge」にも組み込まれている。このCopilotで、昨年10月に実験的な機能として追加した、より複雑な質問も推論する機能「Think Deeper」を無料で提供する。スレイマン氏は「これにより、誰もがCopilotでOpenAIの世界クラスのo1推論モデルに、どこでも無料でアクセスできるようになった」と語った。
推論AIであるThink Deeper(o1)は、回答に時間はかかるが、複雑な質問に段階的に答える。
スレイマン氏は「用途は本当に無限大だ。何千万人ものユーザーがこの機会を得ていることに、私は本当に興奮している」とし、「現在、さらに多くのパイプラインが進行中」と語った。
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