写真素材サイトなどを手掛けるACワークス(大阪市西区)は3月25日、画像生成AI「AC写真AIラボ」をリリースした。学習データには同社が所有し、学習利用の許可を得た素材のみを使用したという。公式サイトから無料で利用でき、商用利用も可能。
AC写真AIラボは、アマゾンウェブサービスジャパン協力のもと、ACワークスが基盤モデルから自社開発。学習には約1000万点のデータを使用した。最大約20億点のデータを利用した他社のAIモデル(ACワークス調べ)よりも学習データは少ないが、権利がクリアなデータのみを使用。加えて「質の高い素材写真を学習することで少ない枚数でも高い生成クオリティーを実現した」とアピールしている。
またAI学習を許可したうえで、同社の写真素材サイト「写真AC」に写真を提供したクリエイターに対しては、その写真が同モデルの生成結果に影響を与える毎に、換金可能なポイントで還元するとしている。
AC写真AIラボは公式サイトから利用可能。出力したい写真のイメージをテキストで入力すると、画像を生成できる。利用回数には制限があり、1カ月につき無料会員は10回、有料会員は30回まで。生成した画像は利用規約のもと、個人・商用を問わず、自由に改変や編集、使用できるとしている。
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