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Google、推論を強化した「Gemini 3.1 Pro」発表 GitHub Copilotでも利用可能に

» 2026年02月20日 07時14分 公開
[ITmedia]

 米Googleは2月19日(現地時間)、「Gemini 3.1 Pro」を発表した。「単純な答えだけでは不十分なタスク向けに設計」したという。一般ユーザーは、ProかUltraプランであれば「Gemini」アプリと「NotebookLM」で利用可能だ。開発者や企業は、「AI Studio」「Antigravity」「Vertex AI」「Gemini Enterprise」「Gemini CLI」「Android Studio」を通じて、「Gemini API」でプレビュー版にアクセスできる。さらに、「GitHub Copilot」においてもパブリックプレビュー版として展開が開始されており、CopilotのPro、Pro+、Business、Enterpriseユーザーも同モデルを選択して利用できるようになっている。

 gemini 3.1

 昨年11月の「Gemini 3 Pro」リリース以来、ユーザーからのフィードバックと開発の進展の速さが、急速な改善を推進してきたという。先週には科学、研究、エンジニアリング分野の課題解決に向けた「Gemini 3 Deep Think」のメジャーアップデートが実施されており、今回のGemini 3.1 Proは、そうしたブレークスルーを可能にするコアのインテリジェンスをアップグレードした位置付けとしている。Gemini 3シリーズをベースに構築されたこのモデルは、コアとなる推論能力で大きな前進を遂げており、複雑な問題解決のためのよりスマートで有能なベースラインを提供するという。

 高度な推論やマルチモーダル機能が求められる一連のベンチマークで、前モデルのGemini 3 Proを大きく上回る性能を発揮する。例えば、全く新しい論理パターンを解く能力を評価する「ARC-AGI-2」ベンチマークでは77.1%のスコアを記録し、Gemini 3 Proの2倍以上の推論パフォーマンスを達成した。

 bench 「ARC-AGI-2」ベンチマーク結果(画像:Google)

 Googleは公式ブログで、Gemini 3 ProとGemini 3.1 Proの違いを示す具体的な事例をいくつか紹介している。例えば「パステルブルーとグリーンの色調を用いたフラットUIスタイルで、ミニマルな等角投影のスマートフォン2台を描き、一方の画面から弾き出された金貨が破線の経路をたどって、もう一方の画面のデジタルウォレットに入るSVGアニメーションを生成して」というテキストプロンプトを入力した場合、Gemini 3.1 ProはWebサイトですぐに使えるアニメーションSVGを生成できる。このアニメーションは純粋なコードで構築されているため、拡大縮小しても輪郭がぼやけず、ファイルサイズも従来の動画形式と比較して小さく抑えられるとしている。

 sample Gemini 3 ProとGemini 3.1 Proの比較(画像:Googleの動画より)

 GoogleはGemini 3 Pro発表の約1カ月後に高速性とコスト効率を重視した「Gemini 3 Flash」をリリースしているので、近いうちに同様のGemini 3.1 Flashも公開されるかもしれない。

【更新履歴:2026年2月20日午前10時20分 当初「Geminiシリーズでバージョンに小数点がつくのはこれが初めてだ。」としていましたが、「Gemini 2.5 Pro」がありましたのでこの1文を削除しました。】



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