Windows 7は世界中で好調で、MicrosoftのOSでは史上最速のペースで売れているが、同社は既にWindows 8に取り組んでいる。
今のところ、同社はWindows 8で検討されている機能について比較的口を閉ざしているが、リリース時期は約2年後とみている。それまでの間、Windows 7の成功を土台に、できることをすべてやるだろう。
その目標をどうやって達成するのかは、今の時点では分からない。市場は急速に変化しており、2010年に有効かもしれないアイデアも、2012年に新しい製品とソフトが顧客に届けられるときにうまくいくとは限らない。それを考えると、Microsoftは競争の激しいソフトウェア市場でトップを守る役に立つ機能をWindows 8に盛り込むことを考える必要がある。
Windows 8が2年後にリリースされるときに、Microsoftが搭載しなければならないのはどんなものか。それを以下に挙げる。
AppleはMac OS X 10.7 Lionの披露時に、Mac App Storeも発表した。このストアでは、開発者がiPadアプリを作るのと同じように、Mac OS X向けプログラムを作ることができる。消費者はアプリを安価にダウンロードして、Appleのモバイル製品で使っていたような機能を手に入れられる。このストアが成功したら、Microsoftも追随するほかない。こうしたストアは必須の機能になるだろう。
Windows 7は、発売時のセキュリティ強度について言えばVistaよりもずっと優れている。だからといって、改善の余地がないわけではない。それどころか、MicrosoftはWindows 7で導入された高度なセキュリティ機能を発展させる必要がある。うまくいけば、同社はOS市場のリーダーとしての地位を大いに固められるだろう。
MacBook Airのリリースで、Appleは消費者がこれまでよりずっと速くマシンを起動できるようにしている。それは主に同マシンにSSDが載っているおかげだが、高速起動はほとんどの消費者が求める要素の1つだ。それを考えると、MicrosoftはWindows 8の起動効率を高める必要がある。今のIT顧客はWebやソフトの遅さには厳しい。
MicrosoftはWindows 7をタブレット向けにも提供しているが、タブレットプラットフォームに適したOSになるにはかなり改善するところあるということにほとんど議論の余地はない。実際、Windowsをタブレットで使ったことがある多くの人は、iOSやGoogleのAndroidと比べると信頼性が低いと感じている。Windows 8はその轍を踏んではいけない。
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