Excel、Wordに引き続き、今日はPowerPointにおける「お節介をなくす10の方法」を紹介する。PowerPoint 2002/2003に加え、最新版のPowerPoint 2007で確認した。
テキストボックスで設定したフォントサイズは、ペーストされるテキストのフォントサイズには反映されない。PowerPoint 2002の場合「表示」−「マスタ」−「スライドマスタ」を選択し、「書式」−「フォント」でレベルごとにフォントサイズを設定しておけば、次回からはそのサイズでテキストを貼り付けることができる。PowerPoint 2003では「表示」−「マスタ」−「スライドマスタ」で変更しよう。
「表示」−「スライドマスタ」を選択するとレベルごとにフォントサイズを変更できる
入力された文字の量が多いと、プレースホルダ内に収めるためにフォントサイズが自動的に小さくなってしまう。「ツール」−「オートコレクトのオプション」を開き、入力オートフォーマットタブにある「テキストをタイトルのプレースホルダに自動的に収める」「テキストを本文のプレースホルダに自動的に収める」のチェックをはずすと、自動的に縮小されなくなる。
左上の「Office」ボタンから「PowerPointのオプション」−「文章校正」に「オートコレクトのオプション」がある。Tips 02ならば「オートコレクトのオプション」で「入力オートフォーマット」をクリックしよう。
マスタで設定されている箇条書きを無理に解除した際によく起こる症状。「表示」−「ルーラー」にチェックを入れてルーラーを表示させ、左インデントマーカーをドラッグして調整することにより、行頭を1行目と揃えることができる。
テキストボックスなどの位置を微妙に調整する際、細かい移動ができずにイライラすることが多い。この場合「表示」−「グリッドとガイド」をクリックし、「間隔」の値を小さくするとよい。ちなみにデフォルトで0.2センチメートル、最小が0.1センチメートルだ。
スライド上で右クリックし「グリッドとガイド」選択。間隔の値を小さくする。
間隔の値を調整するのではなく、もっとシンプルに[Ctrl]キーを押しながら上下左右キーで移動」という方法もある。この方法であれば、グリッドで指定された値とは無関係に細かく移動できるので、微妙な位置調整にはうってつけだ。また、[Alt]キーを押しながらマウスでドラッグするのでも構わない。
「ツール」−「オートコレクトのオプション」で設定する。ちなみに、「ツール」−「オプション」−「スペルとスタイル」で「スタイルをチェックする」にチェックしている場合は、「スペルとスタイル」−「スタイルオプション」の設定が関係する。こちらも合わせてチェックを外しておくといいだろう。
左上の「Office」ボタンを押して「PowerPointのオプション」から設定しよう。
「ツール」−「オートコレクトのオプション」を開き、入力オートフォーマットタブで「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックを外す。
「ツール」−「オプション」を開き、スペルとスタイルタブで「自動スペルチェック」のチェックを外す。
左上の「Office」ボタンを押して「PowerPointのオプション」から設定しよう。
PowerPoint 2002ではテキストボックス上で右クリックして「テキストボックスの書式設定」(PowerPoint 2003では「プレースホルダの書式設定」)をクリック。テキストボックスタブにある「描画オブジェクト内でテキストを折り返す」にチェックを入れる。
テキストボックスを右クリックして「図形の書式設定」−「テキストボックス」−「図形内でテキストを折り返す」を選択しよう。
大小さまざまな図形の並び位置を揃えようとすると、グリッド単位で移動してしまい、上手くいかない場合が多い。配置するオートシェイプをすべて選択した状態で、図形描画ツールバーから「図形の調整」−「配置/整列」を選び、「上下中央揃え」を選択することにより、自動的に整列させることができる。上揃えや下揃えの場合も、やり方は同じだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.