プレゼンテーションは聴衆を感心させることもあれば、眠らせてしまうこともある。適切なツールやアプリケーションを使うことが重要だ。(Lifehacker)
学生でもビジネスパーソンでも、キャリアの過程でプレゼンをしなければならないときがあるだろう──そのときは、適切なコンテンツとアプリケーションを用意しなくてはならない。ソフトのデモをやるにしても、メルヴィルを説明するにしても、プロジェクタにつないだコンピュータは、聴衆に素晴らしい視覚的・聴覚的体験をもたらすこともあれば、眠気を誘うこともある。Macを使っていようと、Windowsを使っていようと、PowerPointだろうとKeynoteだろうと、あるいはWebブラウザからのプレゼンだろうと、スライドショーやデモをスムーズで楽しくて、記憶に残るものにする便利なヒントやアプリケーション、ツールが幾つかある。
PowerPointかKeynoteのスライドショーで直球のプレゼンをやるなら、聴衆に優しく。つまり、箇条書きは忘れることだ。書きやすいし、画面上で読みやすいけれど、聴衆にとってはつらい。クリフ・アトキンソンの「Beyond Bullet Points」(箇条書きを超えて)を読んで、彼がダウンロード提供しているテンプレートを埋めてみよう。自分のプレゼンを、活気のない箇条書きではなく、興味をそそるストーリーにまとめられる。Lifehackerによるこの本のオリジナルレビューはこちら。
ソフトのデモなど、文字入力を伴うインタラクティブなデモを行う場合、衆人環視の中で緊張してもたもたとキーをたたく様子を見せるのは、聴衆の時間を無駄にすることになる。Windows向けの「Texter」、Mac向けの「TextExpander」、Linux向けの「Snippits」などのフリーのテキスト置換ソフトで、入力するテキストを事前に用意しておくことだ。聴衆は能率の良さ(と高速タイピング)に感心するだけでなく、準備の良さ、スムーズな進行を評価するだろう。
画像を詳しく見せたり、小さなビデオ画面を拡大したり、サッカーのコーチが指示するように画面上に図を描きたい場合はどうすればいいだろうか。プレゼンの最中に画面をズームして、フリーハンドの図を書き込む方法は幾つかある。
ヒント:こうしたスライドショーのスクリーンキャストを考えておこう。プレゼンテーションの最中にオペレーターがミスしないようにやり方を教えること。
前面に出ているアプリケーションやダイアログボックス、あるいは画面の真ん中で流れているビデオに注目してほしいなら、フリーソフトのClutter Cloak(Windows向け)やDoodim(Mac向け)で、画面上の重要なもの以外を暗くできる。
テキストが書かれたWebページを見せる場合は、拡大しなければ聴衆には読めないと考えておくこと。Firefoxでは単に[Ctrl]+[+]キーを押せば、ページをロードした後にフォントサイズを拡大できる。もっといいのは、Firefox拡張機能の「NoSquint」を使って、プレゼンするページがもっと見やすくなるようにあらかじめセットしておくことだ。
本来なら言うまでもないことなのだが。私はこの前、MacのDVI-VGAアダプタを持たずに壇上に上がってしまった。だからプレゼン会場に向かう前に、以下の持ち物を確認すること。
プレゼンを素晴らしいものにするためのヒントをもう少し紹介する。
皆さんのお気に入りのプレゼン技は? 是非とも教えてほしい。
本稿筆者ジーナ・トラパーニはプレゼンテーション上達中。Lifehacker上で毎週金曜にGeek to Liveコラム(RSS)を連載中。
この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。