4つ目の“ZERO”はホームページ作成ソフト、ソースネクストが5月発売

ソースネクストは5月21日、Webサイト作成ソフト「ソースネクスト ホームページZERO」を発売する。バージョンアップが無料の「ZEROシリーズ」第4弾。デザイン性と操作性を重視し、3万点のデザインテンプレートを用意したほか、ウィザードで簡単に作成できるようにした。

» 2008年04月21日 15時44分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 ソースネクストは5月21日、バージョンアップが無料の「ZEROシリーズ」としてWebサイト作成ソフト「ソースネクスト ホームページZERO」を発売する。ウイルス対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO」、携帯ソフト「携快電話ZERO」、年賀状ソフト「筆王ZERO」に続く第4弾で、価格は9800円。Windows 2000/XP/Vistaに対応し、Internet Explorer 6.0以上、Firefox 2.0以上、Opera 9.0以上をサポートする。

 ソースネクストによれば、Webサイトを作成しているユーザーのうち、不満を感じているユーザーは34.8%で、「魅力的な素材やテンプレートが入っていない」(41.2%)、「見栄えの良いページが作れない」(37.7%)、「操作が難解」(37.0%)、「デザイン変更に手間がかかる」(32.6%)などが多かった。この結果から、「デザイン性と操作性に不満があることが分かった」(松田憲幸社長)という。

650万人の業界規模。『インターネット白書2006』を元に算出したという

 ソースネクスト ホームページZEROでは、ウィザードに従って、テーマやレイアウトなどを選択するだけで簡単にWebサイトを構築できる。新しいデザインも、ドラッグ&ドロップで適用可能だ。ページを増やした時にインデックスページへのリンクの自動追加や、ページ構成を変えた時には、リンクのURLの自動書き換えも行う。

 用意したデザインはCSSやHTMLのテンプレート、GIFアニメーションなど3万点。今後も随時、無料で追加する予定だ。このほか、AmazonアソシエイトプログラムやGoogleガジェットとの連携も可能。Webページ作成中にホームページZEROからAmazonのアフィリエイトリンクを探したり、Googleマップなどを埋め込んだりできる。

ホームページ・ビルダーとの比較

 無料バージョンアップ期間は従来のZEROシリーズ通り、Windowsの公式サポート期間に準拠し、最長2017年まで(Windows Vista Businessの場合)。Business以外のVistaでは2015年まで。XPでは2014年、2000では2010年までとなる。

 同社のFlashアニメ作成ソフト「Web Effect」を同梱したプレミアムパック(1万2800円)のほか、他社ソフトからの乗り換え版や学生割引の適用が受けられる学割版を各6980円で販売する。

 ソースネクストの小嶋智彰執行役員(経営企画室)は「ドロップシッピング、動画共有などの新しいトレンドが、ここ1〜2年で急速に普及してきた。こうしたWebのトレンドにZEROシリーズであれば、どんどん対応できる」と、無料で更新できるメリットを強調。

 松田社長も「買っても後から追加のコストがかかるんだろうな、という“恐怖”が消費者を尻ごみさせるのはホームページ作成ソフトも同じ」と指摘。同社調査によると「ホームページ・ビルダー」シリーズの利用率が71.7%と高いWebサイト作成ソフトの市場について、「ホームページZEROではシェア50%以上で業界1位を目指したい」と抱負を語った。

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