ドキュメントスキャナ「ScanSnap」とプリンタを組み合わせて、カラーコピー機として活用する方法を紹介しよう。
紙資料のPDF化に威力を発揮するドキュメントスキャナ。その中でも高いシェアを持つのがPFUの「ScanSnap」だが、このScanSnap、設定を変更することでカラーコピー機に近い使い方ができるのはご存知だろうか。今回は、ウラ技ともいえるこのScanSnapの活用方法を紹介しよう。
ScanSnapの「S510」以降のモデルには、ユーティリティに「プリンタで印刷」というモードがプリセットされている。通常の設定では、読み取った結果をPDFなどにしてPCのハードディスクに保管するわけだが、この「プリンタで印刷」は、読み取った結果をそのままプリンタに出力してしまうという流れになる。
デフォルトでは「印刷画面を表示する」にチェックが入っており、プリントが開始されるまでにワンクッション挟むようになっているが、このチェックさえ外してしまえば、ScanSnap本体のボタンを押すだけで読み取ったデータがプリンタから出力されるようになる。事実上、カラーコピー機と同じ挙動になるというわけだ。
今回の記事で使用したのは、2009年7月時点での最新モデル「ScanSnap S1500」だが、今回紹介した「プリンタで印刷」モードは1世代前のモデル「S510」にも搭載している。コピー専用機がない環境で、手持ちの資料をもう1部複製するといった場合には大いに役立つ機能なので、ScanSnapユーザーは知っておいて損はないだろう。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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ScanSnap S1500 | 4万円前後 | PFU |
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