「配布後は ゴミ箱付近に 近づかず」――社内報川柳

「配布後は ゴミ箱付近に 近づかず」「また撮るの? 写真の現実 受け入れて」――。ナナ・コーポレート・コミュニケーションは、同社が主催する「社内報あるある川柳」の優秀作を発表した。

» 2009年10月14日 08時30分 公開
[鷹木創,Business Media 誠]

 「配布後は ゴミ箱付近に 近づかず」「また撮るの? 写真の現実 受け入れて」――。心当たりのある社内報担当者もいるかもしれない。これはナナ・コーポレート・コミュニケーションが主催する「社内報あるある川柳」入選作の一部である。同社では10月5日を「社内報の日」に定めており、社内報あるある川柳の優秀作を発表した。

 最優秀作品賞は、「譲れません 『思い』でできてる 非売品」。社内報は通常無料で社内向けに配られている非売品だが、思いのこもった社内報はそう簡単には「譲れない」という担当者の気持ちがこもった川柳に決まった。また、優秀作品賞には冒頭にも掲載した「配布後は ゴミ箱付近に 近づかず」や「インタビュー 使える話は 2行分」といった担当者の微妙な心理や苦労話を表現した2作品が選ばれた。

 ナナ・コーポレート・コミュニケーションによると、8月10日から9月20日にかけて400通以上の応募があったという。「社内報制作者が共感を覚えるような作品を選考した」(同社)。最優秀作品賞や優秀作品賞のほか、10首の川柳が入選した。

受賞作品
最優秀作品賞 譲れません 「思い」でできてる 非売品
優秀作品賞 配布後は ゴミ箱付近に 近づかず
インタビュー 使える話は 2行分
入選 「てにをは」は 手に負えません 私には
制作の パワーの源 「読んでるよ」
誤字見つけ 直したその字も 誤字だった
新人の 写真チェックで 日が暮れる
また撮るの? 写真の現実 受け入れて
社内報 困った時は ペット記事
俺の記事 課長の犬より 下の段
締め切りを 守れぬ人が 文句言う
もういない! イケメンコーナー 困ったな
また直し? 先に内容まとめとけ!

 なお、「社内報の日」(10月5日)とは、「社内を統合(トーゴー)するという語呂合わせから決まった」という。「社内報は企業の内側からジワジワと効果を発揮するインナーコミュニケーション・メディア。多くの企業で組織の活性化が叫ばれている中、社内報の役割を再認識し、企業を元気にするための活用促進をアピールする日だ」としている。

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