Google Chromeの2歳の誕生日に、「Google Chrome 6」の安定版がリリースされた。ユーザーインタフェースがシンプルになり、個人情報の自動入力機能などが追加された。
米Googleは9月2日(現地時間)、Webブラウザ「Google Chrome 6」の安定版(Ver.6.0.472.53)をリリースしたと発表した。Windows、Mac、Linux版がGoogleのWebサイトからダウンロードできるほか、ユーザーには自動アップデートの通知が届く。
Google Chromeは2008年の9月2日に最初のβ版がリリースされており、同日で2周年になる。Googleによると、Chrome 6は初代Chromeの3倍速くなったという。
前版(Chrome 5)からの主な変更は以下の通り。
まず、ツールバーの右端にあるメニューボタンと設定ボタンが1つにまとめられ、「Google Chromeの設定」という名称になった。
アドレスバーの「Omnibox」についていた「Go」ボタンがなくなり、URLの表示では「http://」を略すようにした。
あらかじめ登録しておいた住所や電話番号などの個人情報をWebフォームに自動入力できる「AutoFill(フォームの自動入力)機能が追加された。デフォルトでオンになっており、「オプション」→「個人設定」で自動入力するデータを編集できる。
従来のブックマーク、テーマ、ホームページ、起動時の設定に加え、拡張機能とAutoFillも同期できるようになった。
「オプション」→「拡張機能」で表示される、インストールしている拡張機能の一覧ページ(chrome://extensions/)に拡張機能ギャラリーへのリンクが追加された。
正式版のリリース時点で直近のβからのさらなる改善があったかどうかは明記されていないが、JavaScriptエンジン「V8」の改良で高速化したとしている。
8件の「高リスク」を含む16件の脆弱性を修正した。
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