オーリッドは、スマートフォンで撮影した手書きメモをデジタル化する「KYBER SmartNote」に3つの新製品を追加。ノートの記入欄を増やし、タグ付けやGoogleカレンダーとの連係をできるようにした。
オーリッドは、スマートフォンで撮影した手書きメモをデジタル化するノート「KYBER SmartNote」に、A7縦、A6縦/横の計3サイズを追加した。11月15日に発売し、価格はA7サイズが549円、A6サイズが749円。枚数はいずれも30枚(記入面は29枚)。
手書きメモを専用アプリで撮影してデジタル化するノートは、2011年に入りキングジムの「SHOT NOTE」やコクヨS&Tの「CamiApp」、最近ではダイゴーの「Cal-Sync」など、発売が相次いでいる。
それらの製品とKYBER SmartNoteの最も大きな違いは、手書きメモをデジタルデータにOCR(光学式文字読み取り装置)処理する仕組み。KYBER SmartNoteでは、アプリで撮影、転送した手書きメモを、オーリッドのオペレータが目視で識別し、デジタルデータ化する。目視確認するため、機械的にOCRする場合と比較して文字認識の精度が高くなるのだ。
アプリと連係するノートは、高品質な紙を使用することで定評のあるツバメノートの大学ノートを採用。今回は横サイズのものもラインアップするなど、ノートにこだわりを持つユーザーの要望に応えたという。
新発売するノートには「タグ」「スケジュール連係」の新機能も付けた。タグとして登録するには、ページ左上の「Tag」欄に文字を記入するだけ。Evernoteや他のWebサービスに保存する際のタグにそのまま反映するので、後からデジタル化したデータを整理するなどの手間を省略できる。また手書きできるタグの数は1つだが、アプリ側で最大3つまでタグを設定することも可能だ。
スケジュール連係機能は、デジタル化したテキストをGoogleカレンダーと同期できるというもの。ノートの上部にある日時を記入し、転送先として「カレンダー」を選択すると、手書きした予定をGoogleカレンダーに転送できる。
同社は今後も、各種Webサービスとの連係に加え、他社のノートにKYBER SmartNoteの文字認識機能を組み合わせる取り組みを進めていく。直近では、11月末にCamiApp(コクヨS&T)と連係する製品の発売を予定している。
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