手書き入力した文字をテキストデータに変換するアプリ「7notes for iPad」の最新版が登場。入力機能の向上に加え、Evernote連係とアルファベット変換のアドオン2種類をラインアップした。
MetaMoJiは12月6日、手書き入力した文字をテキストデータに変換できるiPadアプリ「7notes for iPad」の最新版(ver3.0)をリリースした。価格は通常800円だが、12月18日までの期間限定で700円で提供している。
今回のバージョンアップでは、7notesシリーズとして初の試みとなるアドオン(オプション機能)を用意した。
当初提供するアドオンは「Evernote高機能連係」と「英語認識」の2点。価格はともに600円(12月18日までは450円で販売)で、アプリ内のシステム設定画面で購入できる。
Evernote連係は既存バージョンでも実現していたが、Evernote高機能連係アドオンを利用することで保存先ノートブックの選択やEvernoteタグの取得、Evernote内の文書から読み込み、編集、上書き保存などが可能。初期設定時の保存形式はテキスト(TXT)のみだが、設定画面でのオン/オフでテキストに加えて画像(JPG)やドキュメント(7notes、PDF)形式での複数ファイル一括保存が可能。例えば、Aファイルを保存する際、JPG形式やPDF形式で保存することで、アプリをインストールしていない他の端末でもファイルの内容が確認できるというわけだ。
生成したデータをテキストとイメージに分割、さらに7notesの元データも保存(後から編集可能)したいユーザーにとっては1回の操作で複数形式に保存できるメリットがある(PDFについては別階層にある「PDFで保存」で実現)。さらにあらかじめ設定しておけば、毎回同じ保存先、タグ、形式での一括保存が可能だ。
英語認識アドオンは、アルファベット専用の変換モードが利用できるというもの。筆記体入力でも単語単位で認識できる。「look」であれば「look after」「look down」など、単語や慣用句の予測変換し、複数候補を表示する。なお、入力画面をタップすることで日本語モードに切り替えられる。
この他、手書き入力時の変換候補に丸付数字やローマ数字を追加。また、これまでできなかったオフライン環境でのタグ付け、並び替えにも対応した。
データを他のWebサービスなどど同期するときのみオンライン設定が必要だが、オフライン/オンラインモードの切り替えをなくしたことで、ユーザーは全ての操作でオンライン/オフラインを意識せずに実行できるという。
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