続いてはグラフィックデザイナーのOZPA(おつぱ)さん。ブログ「OZPAの表4」が有名なブロガーさん、と言ったほうが分かりやすいかもしれません。同ブログのEvernote記事やiPhoneアプリまとめ記事は、はてなブックマークのホッテントリ入りすることも多いので、目にしたことがある人も多いことでしょう。EvernoteのCEOもが言及した知る人ぞ知るヒーロー「Evernoteマン」の中の人との噂もあります。
Evernoteの契約種別 | PC | スマホ(キャリア) | スキャナ |
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プレミアム | MacBook(13-inch、Mid 2010、OS Lion) | iPhone 4S(ソフトバンク) | − |
「自分の人生をことごとく放り込む」コトを目標に、写真やメモ、Webクリップ、Twitterのログ、大切なメールなど身の回りにある全ての情報をEvernoteに転送しています。合言葉は「とりあえずEvernote」です。
なにか思い出したい出来事や情報が発生した際には「Evernoteを覗けばなんとかなる」という環境を作るために「このノートは作成するべきか否か?」を「考える前にEvernoteへ転送する」を心がけています。「仕事やプライベートの区別なく何でも覚えてくれている頼れる秘書」といったところでしょうか。時間の空いた時にボンヤリと眺めては過去の出来事からいろいろ発見することもあります。
現状、ノートブックは25〜30で推移しています。大まかに、
の3分類(詳しくはコチラ)。タグ付けに関してはあまり決まったルールはなく、気が向いたときにキーワードとなりそうな語句をラベルのようにペタペタ貼って後で取り出しやすいようにしておく――という程度でしょうか。
基本的に面倒くさがりなので、手間のかかる事は思いついて始めても、途中で頓挫することが多いです。
例えば「FastEver Snap」という、撮影した写真をバックグラウンドでEvernoteへ送信してくれるiPhoneアプリがあります。ある時、送信時に写真のタイトルを添付できる機能が搭載されたのですが、写真を取るたびに毎回コメントを付けなければいけないという時間のロスと、そのストレスから写真を撮るのすら億劫になってしまうという本末転倒が起きたため、結局コメントを添付することはやめてしまいました。
ツールを使いこなそうとするあまり使われてしまうようなことのないよう気をつけたいとは常に思っています。
チェックボックスの機能とiPhoneアプリを使用してタスク管理を行っていた時期もあったのですが「Evernoteはタスク管理ツールではない」との結論に至り、現在タスク管理(GTD)に関しては「OmniFocus」で行なっております。
また、よく使うテキストデータなどはDropbox上で整理しています。感覚としては、私がコックだとしたらDropboxが調理台でEvernoteが食料貯蔵庫――といった感じでしょうか。アクセスのしやすさなどはDropboxに軍配が上がるかと思いますので、両方の長所を考えながらデータの保存場所は使い分けています。
2つあります。1つはiPhoneアプリ「PictShare」です。さまざまなサービスへ写真をまとめてアップロードできて便利ですよ。iPhoneで撮影した写真はノートタイトルを日付+時間として全てEvernoteへ送っています。細やかな配慮がある素晴らしいアプリですね。
もう1つはWebアプリ「ツイエバ」。Twitterのログを1日ごとにノートにまとめてEvernoteへ転送してくれるサービス。最近できた、有料版のプレミアムアカウントが特にオススメです。お気に入りに登録したツイートにURLがある場合、リンク先のWebクリップを自動で取り込んでくれる機能がとても便利なのです。
ノートブックの命名ルールについて、例えば「100_☆Lifelog☆」にスタックされているノートブックは「1001_」「1002_」といった具合に、並び順を意識しているのが特徴的ですね。ノートブックのカテゴリの間に点線を入れて見やすくしているのも参考になります。
面倒くさがりというOZPAさん。ぶっちゃけ担当Tも同じです。なのでどうやったら楽に整理できるかなあという方法論なのですが、ノートブックの数を増やさないというのはヒントになりそう。「とりあえずEvernote」ではあるものの、タスク管理はしなかったり、用途によってはDropboxを活用したりと柔軟な運用にも注目ですね。
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