Acrobatをなるべく安価で入手するための3つのワザビジネスの悩みを解決するPDFドリル【番外編】(1/2 ページ)

多機能さと純正ならではの安心感は折り紙つきだが、予算的になかなか手が出せないことも多いAcrobat。ここではバンドルやボリュームディスカウントなど、Acrobatを安価に入手するための方法を紹介する。

» 2013年07月29日 10時00分 公開
[kizuki,Business Media 誠]

 Adobe Acrobatを購入したい! と思った時、1つのハードルとなるのがその価格だ。その多機能さと純正ならではの安心感から、価格相応の価値があることは分かっていても、予算の制限に引っ掛かってなかなか手が出せないケースもあることだろう。複数のライセンスをまとめて購入するとなればなおさらだ。

 ここでは、バンドルやボリュームディスカウントなどでAcrobatを安価に入手できる方法を紹介しよう。なお、いずれも2013年6月末時点の情報であり、将来的に変更される場合がある。


その1:ハードウェアとのバンドル(周辺機器)

 まず1つは、ハードウェアの購入時に添付されるバンドル版だ。有名なのはPFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズに添付されるAdobe Acrobatだ。かつてはAcrobatを買うのならScanSnapごと買ったほうがいいというノウハウがネット掲示板などでは流通していたほどで、スキャナ込で3〜5万円という価格帯はかなりの割安感がある。Standard版なのでPro版にある一部機能は使えないが(詳細はこちらの比較表を参照)、スキャナの購入を考えているのであれば、安価にAcrobatが入手できるまたとない選択肢だ。

 ちなみにScanSnapの場合、Acrobatが添付されるのは一部の機種のみに限られるほか、添付されるAcrobatのバージョンも製品ごとに異なる。ハードウェアは同一ながら、型番のマイナーチェンジでAcrobatのバージョンが上がることもあるので、購入時にあらかじめバージョンを確認することをおすすめする。

例えば「ScanSnap iX500」ではAcrobat StandardのWindows版が添付される。本体価格を考えるとお買い得だ

その2:ハードウェアとのバンドル(PC本体)

 前述のScanSnapが有名すぎることもあってあまり目立たないが、その他にもハードウェア新規購入時に安く入手できるプログラムがある。例えばPC本体のBTO(Build-Transfer-Operate)メニューでは、Acrobatを安く買えるオプションを用意している場合がある。PCをBTOでオーダーする際は割安で購入できるチャンスなので、チェックしてみるとよいだろう。

 面白いのはPCメーカーによって扱いがまったく異なること。パッケージ版をそのまま提供しているケースもあれば、先のScanSnapなどと同じくバンドル専用品と見られる品を提供しているケースもある。説明をよく読まないと分からない(Pro版とStandard版の区別も明確でない場合がある)ので、気になるようなら事前に問い合わせることをお勧めする。

ソニーストアにおける「VAIO」のBTOメニューで、Adobe Acrobat XI Standardを2万9800円で提供している。パッケージ版の相場(3〜4万円台)と比較しても安い
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