常に目標達成できる“集中スパイラル”はどうやったら身に着く?トップ1%だけが実践している集中力メソッド(1/3 ページ)

長い人生において成功するには、自律と集中という2つの要素を取り入れた持続可能な成長サイクルを作ることが不可欠です。では具体的に何から始めればよいでしょう?

» 2013年10月22日 10時00分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]

 前回「Googleの成功はモンテッソーリ教育なしには語れない」で、「集中スパイラル」の話をしました。

 長い人生において成功するには、自律と集中という2つの要素を取り入れた持続可能な成長サイクルを作ることが不可欠です。それをフレームワークとしてまとめたものが、「集中スパイラル」です。

自ら挑戦し、集中することでスキルと心の大きな成長を獲得していく「集中スパイラル」

 自分でチャンス(目標やゴール)を見つけて、集中し、達成することで、スキルだけでない心の成長をとげていくというものです。これを何度も繰り返しながら、自分自身の価値を高めていくわけです。さて今回は、実際にどのようにして集中体験を生み出していくかという話をしたいと思います。

集中力を高めるために5つのSにこだわる

 多くの誘惑に打ち勝って1つのことに集中するためには、最初のころは自分なりに工夫する必要があります。しかし集中力を高め、成果を出す方法は「技術」なので、誰でも学ぶことできます。集中する方法が身に付けば、瞬時に頭のスイッチを切り替えられます。

 集中とはいわば頭の「断捨離」を行うことです。余計なものを捨て、自ら触れないようにし、執着心を持たないことです。ここでは、私自身も実践している集中力を高めるための工夫を紹介したいと思います。まずは、集中するための準備でとして次のことを心掛けましょう。

  1. Simple=余分なものを捨て、シンプルに
  2. Small=小さく達成しやすいゴール
  3. Single=一度に1つだけ
  4. Short=短い時間やる
  5. Smile=常に楽しむ、ポジティブな姿勢を持って

 シンプルな(Simple)、小さい(Small)、1つだけの(Single)タスクを短時間(Short)、楽しみながら(Smile)やる。コレだけです。頭文字のSをとって「5Sメソッド」と覚えておくとよいでしょう。

 こう書いてしまうと、当たり前すぎて「そんなこと分かっているよ」という声が聞こえてきそうですが、なかなか実践できている人は少ないです。当たり前のことを真面目にやり続けるのは案外大変なことなのです。

集中力で悩んでいる人も5つのコツを実践すれば、少しずつ集中力を自分でコントロールできるようになります。集中力はスキル、技術です。誰でも同じように身に付けられます
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