「来年は今までと違う自分にしたい」なら、いま考えよう!公認会計士まーやんの「ロジカるつぼ」(2/2 ページ)

» 2013年12月13日 14時58分 公開
[眞山徳人,Business Media 誠]
誠ブログ
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 ……やってみましたか?

 おそらく、いずれも高得点! という人はものすごくレアだと思います。このフレームワーク自体、公開するのが初めてなので何とも言えませんが、おそらく3つくらいのタイプに分かれるのではないかと予想しています。

(1)仕事特化の「島耕作タイプ」

 仕事が楽しくてたまらない人の多くは、「Business」と「Learning」の双方が高い点数になっていると思います。SocialやPrivateの点数は必ずしも高くありませんが、本人はそれで充実した人生を送っていると感じているかも知れません。ただ、なかなか結婚できなかったり、あるいは結婚相手とはあまり会話がなかったり……そういうダークサイドを見てみぬ振りをしている人も、中にはいたりして!?

(2)人生真っ暗?「カイジタイプ」

 仕事のスコアが低い人は「仕事自体がない人」と「仕事は忙しいが、苦痛でしかない人」のいずれかです。仕事の時間は人生の大半を占めています。このスコアが低い人は、家庭や趣味に生きがいを見い出せない限り、人生全体が曇り空のような日々になっているはず。

(3)趣味に生きる「浜崎伝助タイプ」

 「Social」と「Learning」のスコアが高い人は、このタイプです。釣りバカ日誌のハマちゃんのように、仕事を休んででも趣味に時間を割く……という人も中にはいるかもしれません。しかし趣味が充実している人は仕事を「さっさと片付けるもの」と割り切っていることも多いので、意外と「Business」のスコアも低くなかったりします。

より充実した1年にするために

 上記のタイプ分けはあくまで典型例を私が想像しただけのものですから、他にもさまざまなタイプがあったり、同じようなスコア分布でも異なるタイプが存在したりする可能性は大いにあります。大事なのは自分がどのタイプかを調べて一喜一憂することではなく、次の1年をどのように過ごすかの「処方箋」を手に入れることなのです。

 島耕作タイプの人は、「土日の過ごし方」を変えることが処方箋になりそうです。家族サービスをしたり、趣味の時間を作ったり……そうした予定をあらかじめ組んでおくことで、週末に残った仕事を片付ける……というスタイルから脱却できれば、さらにバランスが取れた状態になると思います。仕事の要領もさらによくなるという効果がありそうです。

 カイジタイプの人は、仕事を見直すことが必要だろうと思います。本当に仕事が辛い状態なら転職を検討するのもアリでしょう。1年の節目ですから、そういう大きな決断も含めてじっくり考えてみることをオススメします。転職をしない場合には「仕事への姿勢」を変えることになりますが、姿勢が簡単に変わるのであれば苦労はありません。例えば1時間出社を早めて、少しでも帰宅時間を早くするようにしたり、移動時間にビジネス書を読んで仕事のヒントを得たり……具体的な行動を2〜3個、決めて実践することをオススメします。

 浜崎伝助タイプの人は、そもそも今の状態に満足しているケースが多いです。しかし10年後を想像したらどうですか? 結婚をして子どもができて、教育費用が増えていって……今と同じ状態を維持するのは非常に大変です。先を見据えたときに自分に取れる行動は何か。それを前向きに考えてみることをオススメします。

 次の1年はこういう風に過ごすぞ! と、大まかな方向性が見えてくるだけで年を締めくくるための仕事や大掃除が、何となく楽しいものに思えてくるはずです。

 時に追われて忙しく過ごすのではなく、あたかも遠足の準備をするように「2014年」を迎えるワクワク感を持ちながら残りの2013年を過ごしていきたいものですね。

※この記事は、誠ブログ公認会計士まーやんの「ロジカるつぼ」:自分の1年を振り返るフレームワーク「BSPLバランス」より転載、編集しています。

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