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» 2014年02月26日 11時00分 公開

つらい禁欲期を乗り切る3つの対策「やめる」習慣(1/2 ページ)

欲望と理性では、どうしても欲望のほうが勝ってしまいます。「やめる」ために、誘惑を元から断つこと、考えを変えることが有効です。

[古川武士,Business Media 誠]

集中連載『「やめる」習慣』について

 本連載は、2013年12月21日に発売した古川武士著『新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣』(日本実業出版社刊)から一部抜粋、編集しています。

 「嫌なことを先延ばしにする」「ネットサーフィンにハマってしまう」「夜更かしで次の日に影響が出る」など、長い目で見たらデメリットなのに、目先の誘惑に負けて、ついやってしまう習慣はありませんか?

 それらの「悪い習慣」を放置しておくと、人生に「負のスパイラル」をもたらします。本書では、2万人以上を導いた習慣化コンサルタントの著者が、誘惑に打ち勝ち、悪い習慣を確実に手放せる「やめる習慣メソッド」を紹介します。

 NLP(神経言語学的プログラミング)とコーチングに基づいたこの科学的メソッドで、悪い習慣を断ち、人生に好循環を起こしましょう!


禁欲期【第1週〜第3週】――とにかくつらい

 禁欲期はとにかく欲望との戦いです。甘いものの誘惑やネットを見たい衝動に負けそうになる時期です。身についている習慣を手放すときには、この目先の欲望との戦いが避けられません。

 連載4回目で述べたとおり、欲望と理性とでは欲望があっという間に心を占領してしまいます。

 それを乗り切るためにも、繰り返しになりますが、3つの原則を押さえ、3つの準備(こころの体力、骨太の理由、スイッチング)をしておくことです。

 それでは、禁欲期を乗り切るための方針と対策を紹介します。

方針 「山あり谷あり」を乗り切る

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 禁欲期は、とにかくつらい時期です。最初の1日目、2日目、3日目は我慢できても、4日目は誘惑に負けてしまい、つい食べてしまう、ついネットを見てしまうなど、成功と挫折を繰り返す時期です。

 しかし、禁欲期はそういうものなのです。山あり谷ありでいいので、3週間、とにかく続けることが重要です。後ほど書きますが、この山あり谷ありの経験が次の無気力期の成功パターンを作る上ですごく貴重なデータになります。

 だからこそ、1日1日で気分をリセットして新鮮な気持ちで取り組み、昨日の失敗を引きずらないようにしてください。

 また、夜更かしや食べ過ぎをやめるといった、これまで何度も挑戦してきた失敗体験が多い習慣であれば、「どうせやめられないよ」「自分は意志が弱いから」とすぐあきらめがちです。しかし、それは無意識の抵抗勢力に屈しているだけです。

 3日坊主の人に最も多い思考パターンは、完璧主義の発想です。何でも完璧にやらないと気が済まないのですが、こういう人ほど挫折しやすい傾向があります。1日でも1回でもできないと「ポキッ」と気持ちが折れて、諦めがちです。

 例えば、ダイエットで、1日1800キロカロリー以内で抑えると決めたとします。最初の3日は順調にクリアしていたものの、4日目に飲み会に参加したとたん、カロリーオーバーしてしまったので、「どうせ守れないなら、0点だ」と開き直って、際限なく食べてしまうというパターンです。

 こんな完璧主義の人には、「最善主義」になることを提案します。100点の行動・結果でなくても、80点、70点で自分を許す柔軟性を身につけましょう。先ほどの例なら、飲み会で1800キロカロリーに抑えることができなくとも、せめて2500キロカロリー以内に抑えるなどすればいいのです。

 無理なく習慣化ができる人は、この柔軟な姿勢を持っているものです。

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