「ショールーミング」も商機に変える! ECと実店舗の融合戦略お客さんの心をつかめ(3/3 ページ)

» 2014年04月11日 14時30分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]
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ECから「商い」の本質が抜け落ちた理由

岡田: ところで、日本のECビジネスを長年見続けてきた向畑さんにとって、ECってどういうものでしょうか?

向畑憲良

向畑: 創業してから10年間、私は「ECとは商品が手元に届くまでのトータルエクスペリエンスの提供だ」と言い続けてきました。ネットショップで売ったら終わりではないのだと。例えば、ネットショップで購入した商品がダンボールの中にポンッと入れられて届いたら、お客さんは興ざめしてしまう。

 ショップにしてみれば、ハコまで含めてブランディングです。届いたとき、ハコを開けたときのワクワク感といった体験も含めて商品なのです。モノの売り買いのプロである小売業者は、このことを良く分かっています。商売の本質といいますか、当たり前のことなんです。

 また、「とにかく早く発送することが最高のサービス」だと思っている大手ECもありますが、その結果、ポストに不在票が溜まるのであれば本末転倒です。おもてなしの国、ニッポンの物流会社は時間帯配送に対応しているわけですから、お客さんが望むのであれば使えるようにすべきでしょう。

 ECから商売の本質が抜け落ちてしまうのは、小売業者の責任じゃないのです。EC支援事業者の責任です。私たちはネットショップへの集客や販売といった川中だけでなく、商品仕入れや商品開発といった川上から、物流やO2Oといった川下までをプロデュースしたいと思っています。

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