最近、会社のメールがGmailに切り替わって使い方に戸惑っている――。こんな人が増えています。従来メールとは違うGmail独特の作法を学んで、日々のメールのやりとりを快適にする新連載がスタートします。
これまでの社内業務システムをGoogleが提供するGoogle Appsに移行して、メールもGmailで管理するという企業が増えています。Gmailには高度な検索やラベルによる振り分け機能などがありますが、従来型のメールソフトと使い方や作法が異なるため使いづらいと感じる人も多いようです。本連載ではGmail特有の作法について解説していきます。
Gmailではメールのタイトルを変えずにやりとりをしていると、ひとまとまりの「スレッド」として整理され、話題の流れが分かりやすくなっています。表示方法を理解しましょう。
(1)Gmailを開くと受信トレイが表示されている。カッコ付き数字は未読メールの数を表す
(2)スレッドにはやりとりに加わった差出人の名前、やりとりをしたメール数のカッコ付き数字、タイトル、メール本文の先頭部分、最新メール受信時刻が表示されている
スレッドをクリックすることで、スレッド内のメールが表示されます。
(3)最新のメールは本文すべてが展開表示されている
(4)過去のメールは本文の先頭部分のみが表示されている
過去メールの本文先頭部分をクリックすれば本文が展開表示されます。
(5)展開中の過去メールの先頭部分
(6)[すべて展開]ボタン
[すべて展開]ボタンをクリックすれば、スレッド内のメール本文をすべて展開表示できます。再度折りたたみたい場合は、展開中過去メールの先頭部分をクリックします。
メールのやり取りが増えれば増えるほど、スレッドに表示されるメールの数も増えます。あまり多い場合は過去メールがさらにまとめられ、「これ以前のメッセージ○○件」と表示されているので、その文字列をクリックすれば、個々の過去メール本文の先頭部分が表示され、展開できるようになります。
ジャーナリスト・プロデューサー。『できるポケット+ Gmail 改訂版』(インプレスジャパン)著者。ASCII.jpにて「メディア維新を行く」、ダ・ヴィンチNEWSにて「まつもとあつしのそれゆけ! 電子書籍」連載中。著書に『スマート読書入門』(技術評論社)、『スマートデバイスが生む商機』(インプレスジャパン)『生き残るメディア死ぬメディア』(アスキー新書)など。
取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修士。Twitterのアカウントは@a_matsumoto。
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