ペーパーレス化が進んでもハンコによる承認文化はなくならない。シヤチハタが電子印鑑を使ったクラウド型決裁サービスを始める。
オフィスのペーパーレス化を推進すると行き当たる壁の1つに、書類の承認のための「ハンコ」文化をどうするのかというものがある。ハンコを押すためだけにプリントアウトしていたら本末転倒だ。
そのため、ワークフローは維持しつつ電子印鑑を導入する企業が多い。しかし、クライアントソフトに加えてサーバの導入も必要となり、金銭的にも運用的にもコストが高くなりがちだった。
シヤチハタが11月7日に発売する「パソコン決裁 DocGear クラウド」は、まさにこの問題を解消する。初期登録費用8万円(税抜)と100ユーザーまでの月額利用料1万2000円(税抜)のみ。なお、電子印鑑を使う場合は別売の「電子印鑑パック」(4800円/税抜)が必要だ。
クラウドサービスなので、サーバのメンテナンス料やVPN接続が不要になるだけでなく、PCやスマホ、タブレットのWebブラウザで電子文書の承認が可能。PDFやWord、Excelなど一般的な電子文書フォーマットがそのまま使える。紙ベースの承認フローと比べて業務効率化も期待できそうだ。
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