まずは3週間、「真逆の行動」を続けてみる仕事効率アップのカギはかたづけにあり

片付けが苦手な人は、無意識に行っている自身の習慣に気付くことが大切です。資料を適当に積み重ねるのが習慣になっていたらすぐにファイリングするなど、真逆の行動を続けてみましょう。

» 2015年03月12日 05時00分 公開
[企業実務]

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 本記事は、企業実務のコンテンツ「仕事効率アップのカギは片付けにあり」から一部抜粋・編集して掲載しています。


Photo マンガ:青木秀一

 片付けが苦手な人は大きく、

  1. 先送り型
  2. 迷走・挫折型
  3. リバウンド型

 に、分かれると私は考えていますが、片付けてもすぐに書類の山ができてしまうような場合はリバウンド型の人です。

 リバウンド型を改めたい場合、いつの間にか行っている自分自身の行動習慣に気付くことが大切です。「理屈では分かっていても、ついやってしまう行動は何か?」という質問を自分にしてみましょう。

 「読んだ新聞をそのへんに置く」「会議で配付された資料を机の上に適当に積み重ねる」など、見直したい行動習慣がみえてきたら、その1つひとつを「真逆」に置きかえてみます。

 「読み終わった新聞はすぐストッカーにしまう」「会議の資料はすぐファイリングし、所定の場所にしまう」のように、反対の内容に変換するのです。

 そして、この真逆の行動を今日から21日間(3週間)続けてみてください。

 真逆の行動を習慣にするコツは、欲張らず、1つの行動に絞って取り組むこと。気持ちが高揚していると勢いで複数のことをやりたくなるのが人間ですが、1つの行動を愚直に続けることが秘訣なのです。

 また、習慣化を成功させるには「簡単かな?」と思える行動に取り組むことです。帰宅後は玄関で靴をそろえるなど、すぐできる行動を選ぶことで成功体験が増え、片付けへの苦手意識が軽減します。

 行動は毎日取り組める内容にしましょう。繰り返し行うことで、次の新しい習慣をより楽に身につけることができるからです。

 日常で何気なくやってしまう行動を3つほど挙げ、その中の1つを真逆の行動にして3週間続ける――さぁ、早速始めてみませんか?

著者プロフィール:小松 易(こまつやすし)

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日本初の片付け士。「“片付け”を通じて人生を変える」をコンセプトに、経営者や企業向けのコンサルティングや研修を行っている。著書にベストセラー『たった1分で人生が変わる片付けの習慣』(中経出版)ほか。スッキリ・ラボ


マンガ著者プロフィール:青木秀一(あおきしゅういち)

マンガ・プロダクション アウチ!代表。マンガ冊子、マンガパンフレット、マンガチラシなど紙・Web問わず広告・宣伝のためのマンガ企画・制作を行なっている。マンガプロダクション アウチ!


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