無料&枚数制限がないのが魅力―――人力OCRアプリ「すごい名刺管理」は本当にすごかった!:スマホで始める名刺管理(2/2 ページ)
最近の名刺管理アプリでは、「クラウド」に加え“人力OCR”を採用するサービスが増えつつある。今回は、2013年4月にスキャナ連係にも対応した「すごい名刺管理」の実力を紹介しよう。
知り合いを探す機能やチャット機能を搭載
本アプリには、アプリを使用している知り合いを「知り合いかも?」と表示する機能がある。知り合いとは「名刺交換」をタップするだけでデジタル名刺を交換できるので便利。もちろん、先方が名刺のデータをアップデートすれば、アップデートされた情報がこちらでも見られる。また、名刺を交換したユーザーとはチャットをすることも可能だ。
なお、「知り合いかも?」リストに出てくる条件は、(1)当該ユーザーの名刺を持っている別のユーザー、(2)当該ユーザーのアドレス帳に含まれている別のユーザー(※)、(3)当該ユーザーと会社名が同じユーザー――の3点だ。
(※)アドレス帳情報へのアクセスに関しては、事前にユーザーに確認をする
筆者が使って感じたのは、「LINEに近い」ということだ。“ビジネス版LINE”として、自然と人と人を結び付けてくれるツールといえるだろう。
対面している相手との名刺交換もできる
「つながる」タブでは「フリック(名刺交換)」機能もある。この機能は自分の名刺データを対面するアプリのユーザー間で交換できる機能で、紙の名刺を交換するときのような感覚で利用すると良さそうだ。
さらに珍しいのは、「近くにいる人を探す」機能。約10キロ圏内にいるユーザーと位置情報を共有し、位置情報での検索機能を許可している人が一覧表示される。これは、あらかじめアプリを入れた人同士がイベントなど初対面の場で出会ったときに使えるほか加え、ユーザーが自分の勤めているオフィスなどで「近くの人を探す」ことで、同僚同士が発見しやすくなる、という効果を狙っているという。
ただしこの機能、見ず知らずのユーザーに自分の名刺情報を公開することになるので利用する際には気を付けておこう。
なお最後に1点述べておくと、名刺のデータを一度人力で解析する部分に抵抗を感じるユーザーもいるかもしれない。そこで、提供元であるビズアイキューのサイトをよく見てみると、以下のように書かれている。
取り込んだ名刺が他人に公開されることはありません。データや通信はすべて暗号化されます。 さらに、国際認証機関のセキュリティ審査を通過したオペレーター、データセンターを利用しています。
あくまでも自己責任のうえで、このアプリを利用してほしい。
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