携帯カメラを使って読み取るQRコードの普及が進んでいる。2005年3月末にも、NTTドコモのQRコード対応端末利用者が2000万人を突破する見通しだ。
QRコード読み取りに初めて対応した端末は、J-フォン(現ボーダフォン)の「J-SH09」(2002年8月1日の記事参照)。2002年8月のことだった。その後、ドコモは505iシリーズのうち2機種で対応。KDDIも2004年1月の「A5502K」を皮切りに、QRコードへの対応を進めてきた。
キャリア | QR対応台数 | 対応機種数 | 対応開始時期 |
---|---|---|---|
ドコモ | 約2000万台 | 35機種 | 2003年6月 |
KDDI | 非公開 | 21機種 | 2004年1月 |
ボーダフォン | 621万2400台 | 20機種 | 2002年8月 |
初のQRコード読み取り対応端末、「J-SH09」。(c) Disney Enterprises.Inc. |
ドコモは2月22日時点で対応端末は1965万台、対応比率は約40%。FOMA18機種、ムーバ17機種が対応しており、「505iS以降のムーバ、および700i/900i/901iが対応。(企画端末でも)premini-IIが対応している」(ドコモ)。
KDDIは対応端末台数を明らかにしていないが、「A1305SAなど一部を除いて、ほとんどの機種が対応している」(KDDI)。
ボーダフォンは1月末時点で621万2400台が対応。全体の41%に当たる。3G端末ではシャープおよびNEC製端末が対応しており、ノキア、モトローラ、ソニー・エリクソン製端末は非対応。「現在20機種が対応している」(ボーダフォン)
KDDIが対応台数非公開だが、日本の携帯電話のおよそ4割はQRコード読み取りに対応していると推定される。
対応端末ユーザーの間では、QRコードの認知度は7割半ばに達しており、約6割が利用経験がある(10月25日の記事参照)。
QRコードは、企業の情報提供の手段として利用が広がっている。パンフレットや商品のパッケージ、ポスターなどに印刷されているQRコードを目にすることは増えているし、QRコードが付いた年賀葉書をもらった人も多いのではないだろうか。
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