QRコードとテレビ電話で“動く絵本”〜「FOMAえほん」

» 2004年06月11日 22時26分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 FeliCaケータイが登場間近ということもあり(6月10日の記事参照)、このところのドコモは「携帯電話を使ったリアルとの連携」(2003年11月の記事参照)を、強力に押し出している。QRコードをアピールするテレビCMや車内広告を見た人も多いだろう。

 そうした中、ユニークな試みを行っているのがドコモ四国。QRコードとテレビ電話、紙の絵本を連携させた「FOMAえほん〜シェレットの大冒険〜」を配布している。

 一見すると普通の絵本に見えるが、中を開くとページのあちこちにQRコードが印刷されている。QRコードを読み取るとテレビ電話のアクセス画面が現れ、電話をかけるとテレビ電話で絵本のムービーを楽しめる。絵本には載っていない主人公シェレットの旅の様子を動画で閲覧できるのが面白い。

 ドコモ四国が配布する「FOMAえほん」。たまごから生まれた不思議な生きもの「シェレット」の冒険物語


 QRコードを読み取ってテレビ電話をかけると、3分弱のムービーを閲覧できる。テレビ電話代はユーザー負担になり、最も長い約3分15秒の作品で約176円かかる


 QRコードを読み取ると、絵本のムービーにアクセスするための電話番号が表示される。クリックすればテレビ電話につながり、ムービーが始まる

 ドコモ四国は絵本の制作を担当した、ドコモ四国MM営業部コンテンツ企画担当の福家幸氏は、「QRコードの認知を図るに当たって、“親しみやすいものを”と考え、紙と動画を融合させた絵本を作った」と話す。

 携帯電話販売店の店頭で配布したほか、900iシリーズを購入した10代から30代の女性にダイレクトメールで送付。ユーザーから「テレビ電話は人と人しか利用がないと思っていたので、すごく驚いた」「子供と一緒に楽しめた」「FOMAの新しい使い方を発見できた」「バーコードリーダーを使ってるのでアドレスを打ち込む必要がなくて楽」などのコメントが寄せられるなど、反応も上々だという。

 ドコモ四国では、地元のフリーペーパーやタウン誌などにもQRコードの掲載を働きかけており、「タウンマップ高知」や「フーマガ」のショップ情報にもQRコードが掲載されている。「QRコードを読み取ると地図が表示され、簡単に場所が分かる」(福家氏)。

 雑誌にどんなふうにQRコードが掲載されているかを、筆者のFOMA宛てにテレビ電話をかけて紹介してくれた福家氏。新機能のアピールにもFOMAを積極活用している。

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