このほかNseriesのN71が「804NK」としてボーダフォンから7月以降に登場することを改めて紹介。着実に日本市場への進出、浸透を進めていることをアピールしたほか、無線LANによるVoIPとW-CDMAネットワークの両方に対応したEseriesで、「日本のエンタープライズモバイル市場を造り出す」と強い意欲を示した。
また端末だけでなく、Nokia純正のBluetooth対応周辺機器も拡充する予定。車載キットやヘッドセット、専用のノートに書いた絵や文字を携帯に転送できるBluetoothペンなどを積極的に展開する。これらの製品はNokiaショップの店頭で実際に触れることができるほか、Nokiaのオンラインショップで購入できるが、まだ一般ユーザーの認知度は高くない。今後の取り組みとして、個人ユーザー向けに量販店での販売なども強化する考えだ。

エンタープライス市場にはEseriesを投入し、一気にシェアを拡大する狙い。E60/E61はボーダフォンからリリースされるほか、SIMロックなしのスタンダードモデルがノキアから発売になる(左)。NokiaブランドのBluetooth対応周辺機器も認知度を高め、コンシューマーユーザー向けにアピールしていく(右)「日本市場は世界の中でも非常に重要で、これからも継続してコミットしていく」とマクギー氏。ノキア・ジャパンはコンシューマーからエンタープライズまで、幅広い端末ラインアップを用意し、ネットワークインフラなどを含めたトータルのW-CDMAソリューションを国内で積極的に展開していきたいとした。
説明会の後、会場ではNokia製端末の最新ラインアップを展示。光学3倍ズームを搭載したムービーケータイ「N93」や本邦初公開のDVB-H対応端末「N92」、4GバイトのHDDを搭載した「N91」、写真撮影と動画撮影用に2モードに変形する「N90」、無線LANを搭載した「N80」などを自由に触ることができた。まだ未発売の「N73」「N72」やノキア端末としては珍しい折りたたみ型の「N71」、ボーダフォンから近日発売予定の「804NK」の展示もあり、来場者の注目を集めていた。

会場にはEseriesやNseriesの各端末が用意され、来場者は実際に手に取ることが可能だった(左)。ムービーケータイN93やDVB-H(携帯向けデジタルテレビ)対応のN92などのNseriesハイエンド端末も、実際に動作するものが展示されていた(右)
左はボーダフォンから登場する804NK、右はNokiaが世界で展開するN71。外観はほぼ同じだが、背面にはサブディスプレイの下に“Vodafone”ロゴが入る(左)。ダイヤルキーやメニューキーなどの配置はほぼ同じ。ただ804NKにはカメラキーやボーダフォンライブ!用のキーがある(右)
メニュー画面も804NKとN71ではだいぶ異なる。左が804NKで、赤をベースにしたボーダフォンカラーにカスタマイズされているのが分かる(左)。当然ながらN71ではボーダフォンライブ!に接続することができない(右)
新たな4つの製品カテゴリーでユーザーニーズに応える──Nokia Connection 2006開幕
「日本も世界のスタンダードへ」──Eseries日本導入に前向きなNokia
「Nseries」はフェラーリ──Nokiaのマウロ副社長Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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