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» 2015年09月23日 07時00分 UPDATE

「仕事ができるやつ」になる最短の道:たった3日で身につけたことは、誰もが3日で身につけられる (2/2)

[安達裕哉,ITmedia]
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近道はない

 「たった3日で身につけたことは、皆が3日で身につけられる。技能の向上の方法は、人それぞれ、自分で見つけるしかない。結局のところ、人より絵がうまくなりたかったら絵を人よりたくさん描くしかない」

 「でも……」と、口を開いた人がいた。皆もなにか言いたげだ。それを遮り、彼は言った。

 「いい曲をつくりたければ、人よりたくさん曲をつくるしかない。効率の良い方法はあるかもしれませんが、だからといって、技能の向上に必要な時間が3年から1年になることはない」

 皆は黙っている。

 「今日から毎日1時間練習すれば、1年後にはなにもやっていない人よりも365時間分、高い技能を身につけられる。10年なら4000時間近く。これはもう絶対に追いつかれない。それが、『卓越する』ということです」

 私は長らく、さまざまな企業向けに研修を提供していた。もちろん研修で提供したノウハウや考え方は、それなりに練られたものではあったので、研修の満足度も9割を超えることが普通であった。

 しかし、仕事で実際に成果を出すことに貢献できているかどうかはまた別の問題である。追跡調査をすると、「研修で習ったことを実行した人」は約2割。これが現実の数値である。だが、その2割の人たちは、「技能の向上」を確実に実感していた。

 結局のところ、仕事の能力を向上させるには近道はなく、時間をかける他はない。それは、最近では嫌われがちな「下積み」がどうしても必要であるということを如実に示している。

(終わり)

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