データから見えてきた! 夫婦の愛&嫁姑の“微妙な関係”水曜インタビュー劇場(データ公演)(1/5 ページ)

» 2015年12月23日 09時20分 公開
[土肥義則ITmedia]

 冷蔵庫に残っている食材を使って、料理をつくりたい。そんなときにレシピ投稿サイト「クックパッド」を利用したことがある人も多いのでは。そのクックパッドが“数時間後の未来”を予測するサービスを提供している。

 サービス名は「たべみる」。利用者がサイトで検索した言葉を分析して、「いつパスタをつくりたいと思っているのか」「どういったパスタをつくりたいと思っているのか」といった感じで、食のニーズをいち早くつかむことができるのだ。

 サーバに日々蓄積されているデータから、どういったことが分かってきたのか。事業責任者の中村耕史さんに、生活者の食に対する行動を聞いた。聞き手、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。

 →2月中旬になぜ「カルボナーラ」が検索されるのか? クックパッドのデータを分析(前編)

 →後編、本記事

クックパッドが提供する「たべみる」をみれば、食のニーズをいち早くつかむことができる

「出身地+お雑煮」で検索

土肥: 前回、クックパッドの「たべみる」というサービスを使って、生活者の食に対する行動を分析していただきました。例えば、バレンタインが終われば「カルボナーラ」や「シチュー」を検索する人が増える。なぜ増えるのかというと、バレンタインのチョコレートをつくるときに生クリームを使った。しかし余ってしまったので、それを使って「カルボナーラ」や「シチュー」をつくろうとしている人が増えたのではないか、といった話をしていただきました。

 次に、正月にまつわる話を聞かせてください。とはいっても「この地方のお雑煮は赤みそ」とか「この地方のお雑煮はこんな具を入れる」といった話はダメですよ。どこかで聞いたことがある話ではなくて、データを分析される中村さんならではの視点で、聞かせてください(鬼)。

クックパッドの「たべみる」。このデータを参考にして、食品メーカーは商品開発をしたり、スーパーは店づくりをしているケースもあるという

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.