こうしたセオリーに従えば、コンビニのリーダー企業であるセブンもローソンやファミリーマートの後を追うことになるはずですが、今回取り上げたドーナツに限らず、新たな取り組みへの積極的な挑戦、そして成功が目立っています。
例えば、セブン自らが企画するプライベートブランド(PB)にもかかわらず、高価格で高機能を訴求する『セブンゴールド』では『金の食パン』が大ヒットしています。
『金の食パン』は、2013年の発売当時、1斤6枚入りで250円、ハーフ厚切り2枚入りで125円と、他のPB商品と比較して実に約2倍、一般のナショナルブランド(NB)商品よりも高価格でしたが、発売から5カ月足らずで累計販売数量が1500万食に達するという大フィーバーを巻き起こしました。
この『金の食パン』の開発に際して、セブンは製パンメーカーはもちろん、製粉メーカーをも巻き込んで長期にわたる調査・検討を行っています。
なぜセブンは、こうした競合他社とは異なる新しい取り組みを、他社に先駆けて実行できるのでしょうか?
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