なぜいま? 東京タワーの「3F」が絶好調な理由水曜インタビュー劇場(333m公演)(1/6 ページ)

» 2016年03月30日 08時08分 公開
[土肥義則ITmedia]

 東京タワーの3階(商業ビル「フットタウン」)に何があるかご存じだろうか。一度でも足を運んだことがある人からは「ん? 何だったっけ? 思い出せないなあ」「確か……お土産屋とか飲食店があったような」といった声が出てきそうだ。答えは、オフィシャルグッズを販売しているショップ。

 では、店の名前は? このように聞かれて、即答できる人はかなりの“東京タワー通”と言えるだろう。答えは「TOKYO TOWER OFFICIAL SHOP GALAXY」(東京タワーオフィシャルショップ・ギャラクシー、以下:GALAXY)」。「それがどうしたの? お土産屋の店名なんていちいち覚えていないよ」と思われたかもしれないが、実はこのGALAXYの売り上げが、大きく伸びているのだ。

 東京タワーを管理・運営している日本電波塔によると、2014年度の来場者数(大展望台に昇った人の数)は197万人。ここ数年、低迷が続いていたが、2015年度は前年度比112%の220万人を見込んでいる。GALAXYの売り上げはこの伸びをはるかに上回って、前年度比180%になりそうなのだ。

 東京タワーの来場者数が伸びれば、グッズの売り上げも連動して増える……ことは想像できるが、なぜここまで伸ばすことができたのか。気になったので、ショップの運営を担当している山崎真吾さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

東京タワーには年間200万人以上が訪れる
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