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» 2016年09月14日 07時53分 公開

水曜インタビュー劇場(鉄道公演):『沿線格差』の著者に聞く、10年後に注目されそうな沿線・駅はココだ (5/7)

[土肥義則,ITmedia]

マンションのチラシを見ると

駅には「拠点力」があるという(写真はイメージです)

土肥: 一方の道路はそうした工夫をしていない?

小川: 高速道路は別ですが、一般道で工夫していることといえば、道の駅くらい(笑)。ま、それは冗談として、ほとんどしていませんよね。マンションのチラシを見ても「最寄りの駅○分 駅近!」などをアピールしていますが、「最寄りのバス停○分 バス近」と書かれていません。

この文言を見るだけでも、駅に拠点力があることがうかがえますよね。

土肥: 拠点力を高めることに成功している会社とそうでない会社がありますよね。例えば、首都圏で言うと、東急や小田急、JR東日本は上手。一方、東武や京成はちょっと下手なイメージがあります。

小川: 「この会社はブランド力を高めるのが上手」「この会社は下手」という話ではなく、時代が大きく影響しているのではないでしょうか。その昔、東京の人気エリアは上野や浅草など東エリアに集中していました。そのころの東武や京成は、それぞれの沿線でブランド力を高めていました。

 しかし、東側の人気エリアに住むことができない人が増えてきたので、西側に注目が集まっていきました。新宿とか渋谷ですよね。結果、東急や小田急沿線のブランド力が高まっていきました。

 ただ、西側にもキャパの問題があるので、西の人気エリアに住めない人が出てきました。結果、最近の住みたいランキングなどを見ると「北千住」が上位にランクインしていますよね。「西でいいところがない。じゃあ、東でいいところはないかな」となって調べてみると、「北千住はたくさんの沿線が走っているので便利だよね。住もうか」という人が増えてきたのではないでしょうか。

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