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インタビュー
» 2018年04月28日 08時00分 公開

土曜インタビュー劇場(ぼっち公演):出世するオジサンが、孤独の迷宮に入りやすいワケ (2/5)

[土肥義則,ITmedia]

コミュニケーションが苦手なオジサンの特徴

土肥: そりゃあ、ほめられたいですよね。「ドイさんの記事はやっぱり面白い」と言われたい。

岡本: ですよね。「ほめられたい」と答えたのは84.1%に対し、「叱ってほしい」は15.9%にとどまりました。次に「直属の上司はほめてくれますか?」と聞いたところ、「ほめるタイプ」と答えたのは42.3%だったのに、「ほめないタイプ」は57.7%でした。

土肥: 8割以上のビジネスパーソンは「ほめられたい、評価されたい」と思っているのに、実際には4割ほどしかいないということですね。

岡本: 米国の調査会社が調べたところ、人は働きを認められ、ほめられると生産性が向上し、会社への定着率が上がるという結果が出ました。ほめたほうが生産性が上がるのにもかかわらず、逆にダメ出しばかりする上司がいますよね。このような感じでコミュニケーションに問題があるオジサンには、8つの特徴があることが分かってきました。(1)ほめない(2)ダメ出しばかり(3)話したがるが、話を聞かない(4)共感できない、共感しようとしない(5)競争したがる(6)内にこもる(7)笑わない(8)おしゃべりができない――。

土肥: うわー、心当たりがあるオジサンも多そう。

岡本: 例えば、出世している、または出世欲が強い人も孤独になりやすいんですよね。

土肥: え、それは違うのでは? 会社でエラくなる人って、コミュニケーションが上手な人が多いような。

岡本: 出世している、または出世欲が強い人は、(5)の競争したがる傾向があるんですよね。プライドが高く、フラットに会話することができなくて、常に「自分のほうが上」と見せたがる。会社の中でうまくコミュニケーションがとれていたとしても、出世するために必死に仕事をする。結果、趣味をつくる時間を犠牲にして、定年が近くになって「あれ、自分は何をすればいいのか」といった状況に陥りやすいんですよね。

 職場という村社会の中に囲い込まれて、人生の大半を過ごしてしまう。そうした環境に慣れてしまうと、なかなか新しいコミュニティやネットワークをつくることは難しい。新しく知り合った人とどのような会話をすればいいのか、よく分からないまま定年退職をして「どうしよう」とぼうぜんとするケースが多いんですよね。

出世している、出世欲が強い人は孤独になりやすい

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