インタビュー
» 2018年05月02日 08時00分 公開

同じ「道の駅」なのに、なぜ売上格差が生まれるのか水曜インタビュー劇場(GW公演)(5/6 ページ)

[土肥義則,ITmedia]

岩手県山田町の「道の駅やまだ」に注目

土肥: このほかに注目している道の駅はありますか?

守屋: 岩手県山田町に「道の駅やまだ」というところがありまして、そこで「まめすっとぎ」という和菓子を売っているんです。青大豆、黒大豆、小麦粉、砂糖、塩などを使っていて、味はとても素朴。地元では、農作物の収穫時期につくって、神様にお供えをしていました。それを販売しているんですよね。

 道の駅で、郷土の和菓子を売っているところは珍しくありません。地元の和菓子店が納品しているケースが多いのですが、ここは違う。地元の婦人会や個人がつくっているんです。

 和菓子ってつくるのが大変ですよね。和菓子店は毎日つくっているので、それほど大変と感じないかもしれませんが、個人でつくるのは時間がかかって、手間もかかる。そうしたモノを道の駅で販売するということは、どういう意味が含まれていると思いますか?

道の駅やまだで販売している「まめすっとぎ」

土肥: うーん、なんだろう。はっ、運営者と地元住民の関係がうまくいっているから、手間がかかるモノでも店頭に並んでいるのでは?

守屋: その通り。運営者と地元住民の関係が良好でなければ、こうした商品は店頭に並ばないでしょう。でも、ここでしか買えないモノが並んでいたら、観光客が買う、地元の人も買う。売り上げが伸びると、つくっている人にもお金が入ってくる。じゃあ、またつくろうかという気持ちになる。そうすると、買う人が増える。といった具合に、いい循環が生まれるんですよね。

 道の駅やまだは小さな施設なのですが、品ぞろえはバラエティに富んでいます。海が近いので、魚介類もたくさん並んでいるし、野菜もたくさん並んでいる。もし自宅の近くにこの駅があれば、毎日通っているかも(笑)。

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