#SHIFT

「スーツに見える作業着」に軽量の夏モデル登場 社長「パリコレ目指す」自転車通勤や営業にぴったり?(2/3 ページ)

» 2018年06月12日 14時39分 公開
[濱口翔太郎ITmedia]

初年度は1億円を売りたい

 関谷社長によると、現在はネット上の議論は落ち着き、不動産大手の三菱地所がマンション管理人の制服に採用するなど、引き合いが強まっているという。建設・不動産事業者のほか、ホワイトカラー系企業、農家、自転車レーサーなどにも導入が進んでおり、漁業組合などからも問い合わせがあるという。

photo オアシスライフスタイルグループの関谷有三社長

 好評を踏まえ、初年度は約1億円の売り上げ目標を掲げる。コート風の冬モデルの開発を進めているほか、台湾や中国でも発売する計画もあるという。

 関谷社長は「確かに当初は批判の声も多かったが、それはウェアが画期的だからだと前向きに捉えている。エッジの利いた商品を世に出したことで、業界に一石を投じられたはずだ」と手応えを語る。

photo はっ水性の高さも魅力だ

 「米国のジーンズブランドLEVI'S(リーバイス)は作業着として登場したが、いまではファッションとして成立している。われわれの商品も、スーツでも作業着でもない“第3の作業着”として市民権を得られるよう育てていきたい」(関谷社長)

photo 「リーバイス」に並ぶ商品に育てる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.