こういう風変わりな人物だから、彼のもとからは多くの新旧チームメートやライバルたちが離れていった。入団1年目の春季キャンプでキャッチボールの相手を買って出るなど目をかけようとしていた元先輩チームメートのダルビッシュ有投手(現シカゴ・カブス)は、すぐに距離を置くようになった。
かつて高校時代に夏の甲子園でお互いが3年生エースとして決勝戦、決勝再試合を投げ合った田中将大投手(現ニューヨーク・ヤンキース)も「ライバル」と呼ばれることを嫌い、東北楽天ゴールデンイーグルスで球史を塗り替える活躍を残した後は今やメジャーリーグ名門球団のエース格にまで上り詰め、手の届かない存在になってしまった。
2年遅れで入団してきた後輩の二刀流、大谷翔平(現ロサンゼルス・エンゼルス)にもあっさりと抜かれ、5年間チームメートとなりながらも接点はほとんどなかった。日本ハムの主砲、中田翔内野手はさすがに明言こそしないものの、斎藤絡みのコメントはまったく口にせず「どうも毛嫌いしているらしい」というウワサも方々から漏れ伝わっており、完全に距離感ができてしまっているようだ。前出の関係者はこうも続ける。
「でも斎藤は『自分は自分、他人は他人』と平然と言い放っていることからも、徹底した個人主義を貫いている。もちろん野球はチームスポーツだが一番大切なのは自分であり、最終的には己の力だけで生き抜いていくしかない。その姿勢があるからこそ接点のあったかつてのライバルや先輩後輩たちがたとえ自分の元からどんどん離れていっても、まるで気にしないのだ。去る者は追わず。離れたければ、どうぞご勝手に――という考え方をしている」
日本ハムは斎藤が自ら引退を申し出ない限り、しばらくは契約更新し続けていくだろう。まだまだそれなりの人気と注目度の高さを持っているので、広告塔として“カネのなる木”という側面も持ち合わせているからに他ならない。ある球界関係者は「腐っても斎藤佑樹」と言っていた。
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