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就活生に聞く「採用サイトが充実している企業」ランキング 1位は……?デザイン・情報・メッセージ性が重要

» 2018年08月09日 17時46分 公開
[ITmedia]

 2018年に就職活動をした19年卒の学生が、情報収集をする中で「採用Webサイトが充実している」と感じた企業は? 人材会社ディスコの調査によると、トップは三井物産(23票)だった。

 三井物産の採用サイトには、「社員のインタビューや事業紹介の動画があり、充実していた」「オフィスの様子をストリートビュー形式で見られる仕組みがあった。そこまで開示してくれる企業はあまりないため好印象だった」などの評価が集まった。

photo 三井物産の採用サイト

 2位は三菱UFJ銀行(19票)。「Q&Aコーナーが充実しており、選考前の不安や疑問を解消することができた」「他社とは違うUI(ユーザーインタフェース)で、セミナー情報がトップにあり、分かりやすかった」「女性行員の意見もしっかり載っていた」などの意見が出た。

photo 三菱UFJ銀行の採用サイト

 3位はサントリーホールディングス(17票)。就活生は「(企業理念の)『やってみなはれ』が打ち出されていて、注意を引いた」「ログインするたびに表示される『ひとこと』コーナーがよかった」などと感じていた。

photo サントリーホールディングスの採用サイト

 4位はソニー、日本航空(JAL)、東日本旅客鉄道(JR東日本)が16票で並んだ。就活生からの意見は「職種別採用の説明が充実しており、業務内容が明確に理解できた」(ソニー)、「定期的に更新される『CA日記』が楽しかった」(JAL)、「支社の情報も詳しく掲載されていた」(JR東日本)――など。

 7位は野村総合研究所(15票)。8位はアクセンチュア、電通、トヨタ自動車、三井住友海上火災保険、三井住友銀行が14票で並んだ。トップ10に入った企業の採用サイトはいずれも、色合いやレイアウト、メッセージ性、情報の充実度、社員紹介などのコンテンツの質が高く評価されていた。

photo 「採用サイトが充実している企業」ランキング(=ディスコ調べ)

 ディスコは「良い印象を持った理由に『親近感』や『不安解消』というキーワードを挙げる就活生も目立った。サイトデザインや情報の量と質のみならず、情報発信の頻度もサイトの印象を左右する要因となっている」と分析している。

 調査は7月、同社のサービス「キャリタス就活2019」を利用する学生モニター1147人を対象に実施。10人以上が社名を挙げた企業を抽出してランキング化した。

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