インタビュー
» 2018年09月05日 08時00分 公開

世界初「たこ焼きロボット」は、“プロ”を超えることができるのか水曜インタビュー劇場(くるくる公演)(3/7 ページ)

[土肥義則,ITmedia]

たこ焼き器は熱いし、手は疲れてくる

土肥: 会社を立ち上げたので、「じゃあ、たこ焼きをつくるロボットをつくろう!」となったのでしょうか?

沢登: いえ。話はちょっと前後しますが、起業することを決めて、勤めていた会社は17年3月に辞めました。ただ、そのときは具体的にどういったモノをつくるのか、決まっていませんでした。そんな状況だったときに、たまたま友だちから「タコパ」(たこ焼きパーティー)に誘われたんですよね。

 僕は山梨県出身なので、たこ焼きをつくったことがありませんでした。ただ、面白半分で焼いていたら、子どもたちが興味深そうに見てくれたんですよね。そして、自分がつくったたこ焼きを「おいしい」「おいしい」と言って食べてくれる。このような経験をしたことがなかったので、ものすごくうれしかった。ただ、2〜3時間もつくっていると、さすがに嫌になってくる。たこ焼き器は熱いし、手は疲れてくるし。そのとき、このように感じました。「この一連の作業をロボットにさせることはできないだろうか」と。

 翌月、スタートアップが集まって、さまざまな技術を紹介するイベントがありました。そのイベントで披露できるように「たこ焼きロボット」をつくることに。生地をひっくり返すといった単純な動きしかできなかったのですが、アーム型ロボットが家庭に入ってきたときの光景がイメージできる点が評価され、優勝することができました。

土肥: ほー。

ロボットの動きをじーっと見ている人が多い

沢登: その後、またイベントに出場する機会があったので、改良を加えて出品しました。1号機は棒をぐるぐる回すだけで、まだまだきれいに焼くことができませんでしたが、2号機は油をひいて、生地を入れて、返して、盛り付けることができるようにしました。その動作を見た人たちからは「おもしろい」といった声をたくさんいただきました。

 2号機はタコを認識することはできていたのですが、焼き加減はまだまだ。返しの工程でうまく回っているモノもあれば、回っていないモノもあったんですよね。さらに改良を加えて、3号機ではその画像を認識することによって、うまく回すことができるようになりました。

たこ焼きの具材は人の手で行って、たこ焼き器に一気に落とす

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