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長引く会議、使用目的不明の資料作成など…… 6割以上の勤務先で「無駄な業務あり」情報共有の仕組みづくりを求める声も

» 2018年12月20日 15時28分 公開
[ITmedia]

 総合求人情報サイト「はたらこねっと」を運営するディップ(東京都港区)は12月20日、業務効率改善に関する意識調査の結果を発表した。現在の勤務先に「無駄な業務・作業がある」と回答した人は63%いることが分かった。

photo どのような業務・作業を無駄だと感じる?(=プレスリリースより)

 どのようなことを無駄だと感じるのか聞いたところ「企業の慣習から抜け出せず、非効率的に業務が回っていること」(63%)と回答した人が最も多く、次いで「自動化できそうな業務なのに手作業していること」(41%)、「付き合い、または必要性の感じられない残業」(32%)、「話がそれたり、ゴールの見えない会議」(24%)、「使用目的があいまいな資料・書類作成」(19%)――だった。

 回答者からは「何をするにも印刷した書類に各部門の担当者や上司の印鑑が必要だ」「会議の内容が毎回それてしまい時間延長。仕事が進まない」「情報共有がしっかりされていないため、同一内容の業務を複数人で行っていなこともあった」といった声が寄せられた。

photo 勤務先に求めることは?(=プレスリリースより)

 このような無駄をなくすために勤務先に求めることの1位は「情報共有の仕組みをしっかり作ってほしい」(53%)だった。その他には「AI(人工知能)や業務ツールの導入」(26%)、「資料・書類の作成には使用目的をきちんと伝えてほしい」(21%)、「必要なことを時間内に話し終えられる会議」(16%)――などが挙がった。

 中には「適切な人員配置が重要だと思う。職場の長がそれを把握しながら統率・指示できるようになるといい」「上司による的確な指示と承認ルートの確立や目的の明確化ができるといい」など、的確な指示が重要であるとの意見もあった。

 調査は7月9日〜8月24日にかけて、はたらこねっとユーザーを対象にインターネット上で実施。1146件の有効回答を得た。

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