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物流系職種が「働きやすい企業」ランキング 3位はアマゾン 1・2位には鉄道会社がランクイン女性が働きやすい環境かもポイント

» 2018年12月19日 14時07分 公開
[ITmedia]

 物流系職種が働きやすい企業はどこ? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが口コミ評価をもとに「労働時間の満足度」「仕事のやりがい」「ストレス度の低さ」などの6項目を評価した結果、最も平均点が高かったのは東日本旅客鉄道(JR東日本)で3.62点(5段階評価)だった。

photo JR東日本公式Webサイト

 時間外勤務の年平均は150時間程度(2017年実績)。寮や社宅も整備されており、福利厚生の充実度も評価された。社員からは「休日出勤は基本的にはないが、人身事故や災害などのトラブルが発生した時は呼び出される。ただ年に数回あるかとった程度だ」との声が寄せられた。

 2位は西日本旅客鉄道(JR西日本、2.97点)。17年度には経済産業省が優れた健康経営を実施する企業を表彰する「ホワイト500」に選定された。本社内ではテレワークの施行導入も開始している。「産休は1年、育休は2年取れる。大企業なので制度は整っていると思う」との意見があった。

 3位はアマゾンジャパン(2.89点)。「マネージャーに昇格すると給料は多く上がる方だと思う。会社から株が支給されるので、年収とプラスアルファの給料がもらえる。能力があり給料アップを目指すのであれば大変良い職場だ」と、高報酬に満足しているとの意見が出た。

 4位は日本郵便(2.88点)。年次有給休暇や夏期・冬期休暇、結婚休暇、病気休暇などの休日休暇制度を充実させている。育児・介護の両立支援にも積極的で、法定を上回る休業制度や保育料の補助制度などを整備。グループ全体で女性の活躍推進に取り組んでいるという。「定時上がりが基本で、残業は強要されない。有休が取得しやすいこともあり、プライベートはかなり充実している」などの評価が集まった。

 5位はJALスカイ(2.86点)。再就業を可能にするジョブリターン制度や育児・介護のための短時間勤務といった制度を整備。「女性中心の会社なので産休や育児休暇、育児求職すべて取れる。休職しても復職はとてもスムーズ。復職した職員は、結婚、出産を経験した職員として尊敬を持って迎えられる」と、女性が働きやすい環境が整っているという。

photo 物流系職種が「働きやすい企業」ランキング(=グローバルウェイ調べ)

 6位以下は全日本空輸(ANA、2.83点)、日本航空(JAL、2.83点)、ヤマト運輸(2.67点)、日本通運(2.61点)、佐川急便(2.59点)――と続いた。

 調査は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)を対象として、15年4月1日〜18年3月31日かけて「キャリコネ」に職種「物流系」に登録するユーザーから10件以上評価が寄せられた企業をランキング化した。評価項目は「労働時間の満足度」「仕事のやりがい」「ストレスの低さ」「休日の満足度」「給与の満足度」「ホワイト度」の6項目。

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