ヒトオシ
特集
» 2019年01月14日 08時30分 公開

ガラス張りの“見せる”施設:ごみの“迫力”でお酒が進む? 美術館みたいな「ごみ処理施設」で大人の社会見学 (4/4)

[加納由希絵,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

大人が「ごみ処理を知る」きっかけに

 今回のイベント企画を担当した、武蔵野市環境部クリーンセンターの関彩奈さんは「ごみ処理施設についてよく知らない人にも来てもらって、お酒でほぐれた雰囲気の中でごみについて学んでもらいたい」と話す。子どものころにごみ処理について学んだことがあっても、大人になるとごみ処理施設まで足を運ぶ機会は少ない。「バー」というきっかけがあれば、あらためて見てみたいと思う人は多そうだ。

 実際、今回のイベントは事前に話題になったこともあり、12月の回は定員(20人)の2倍以上の申し込みがあったという。武蔵野市以外に住む人の応募も多かった。

photo イベントでは、ジャズの演奏もあった

 今回のイベントは「エコツーリズム」の実証実験として実施されているが、武蔵野クリーンセンターを軸にした試みは初めてではない。リサイクル品などを販売する「エコマルシェ」や、野菜を収穫して味わい、フードロスについて学ぶ親子イベントなどを、市内の事業者や団体と連携して実施している。今回のイベントでは、武蔵野市のクラフトビールや、規格外として廃棄される野菜などを使った料理の提供もあった。

photo 市内の事業者と協力し、規格外として廃棄される野菜などを使った料理が提供された

 イベント開催時だけでなく、普段から自由見学も受け付けている(平日の午前10時〜午後5時)。関さんは、「ごみを出す全ての人に処理について知ってもらいたい。気軽にふらっと立ち寄ってもらえる場所になれば」と、新しいクリーンセンターに期待する。

 普段出しているごみがどうなっているのか、あまり考えたくないという人も多いだろう。だが、ごみは誰かが回収して、処理してくれている。クリーンセンターに親しみを持つ人が少しでも増えれば、ごみを減らすことや、ごみ出しのルールに対して意識を向ける人も増えるかもしれない。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -