参加者たちとともに、施設内を1周して見学した。新しい施設というだけあって、最新の設備が備わっている。例えば、ごみ処理を利用して発電する設備だ。高温の排ガスを利用して蒸気を発生させ、蒸気タービン発電機で発電。その電気が隣接する市役所や総合体育館などに供給される。また、蒸気そのものも市営プールなどの熱源として利用している。
さらに、都市ガスを使って発電するコージェネレーションの設備もある。平常時の補助発電、また災害などによる停電時の電力供給源として利用することができるという。
ごみを燃やして発生した灰を細かく砕き、金属類を取り除く設備もあった。なぜそんな過程があるかというと、廃棄物を原料にした「エコセメント」として再利用するからだ。また、不燃ごみや粗大ごみを破砕する設備などもあった。
ガラス越しで見える範囲に限られるが、実際に設備を見ることで、ごみ処理に必要な設備や施設の規模について知ることができた。
施設内を見学するだけでも学びはあった。だが、なぜ今回、ごみ処理のイメージとは程遠い「お酒を飲む」イベントが開催されたのだろうか。
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