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» 2019年01月14日 08時30分 公開

ガラス張りの“見せる”施設:ごみの“迫力”でお酒が進む? 美術館みたいな「ごみ処理施設」で大人の社会見学 (3/4)

[加納由希絵,ITmedia]

ごみ処理を利用した発電設備も

 参加者たちとともに、施設内を1周して見学した。新しい施設というだけあって、最新の設備が備わっている。例えば、ごみ処理を利用して発電する設備だ。高温の排ガスを利用して蒸気を発生させ、蒸気タービン発電機で発電。その電気が隣接する市役所や総合体育館などに供給される。また、蒸気そのものも市営プールなどの熱源として利用している。

 さらに、都市ガスを使って発電するコージェネレーションの設備もある。平常時の補助発電、また災害などによる停電時の電力供給源として利用することができるという。

photo ごみ処理の設備を見学
photo 蒸気で発電する「蒸気タービン発電機」

 ごみを燃やして発生した灰を細かく砕き、金属類を取り除く設備もあった。なぜそんな過程があるかというと、廃棄物を原料にした「エコセメント」として再利用するからだ。また、不燃ごみや粗大ごみを破砕する設備などもあった。

photo 金属類を取り除いた灰をためるピット。この灰がエコセメントとして再利用される

 ガラス越しで見える範囲に限られるが、実際に設備を見ることで、ごみ処理に必要な設備や施設の規模について知ることができた。

 施設内を見学するだけでも学びはあった。だが、なぜ今回、ごみ処理のイメージとは程遠い「お酒を飲む」イベントが開催されたのだろうか。

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