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DMM亀山会長大いに語る――便利さゆえに逃げられぬ「5Gの世界」気鋭の起業家たちが語る「テクノロジーと経営」(後編)(4/6 ページ)

» 2019年01月18日 07時40分 公開
[今野大一ITmedia]

シェアオフィスは「革命」

――ちなみにRPAって知っています?

亀山: え? 何? 俺知らない(笑)。

――ロボティック・プロセス・オートメーションといって、派遣や一般職の方がやっているような事務作業をロボットに任せてしまおうという動きですね。いろんなコンサル会社も出ていますし、ツールもたくさん出てきていますが、経営的な目線や会社運営から見てこのツールが便利だったというものはありますか?

亀山: 俺パス(笑)。今の言葉も分からなかったから。無理だよね(笑)。

高橋: エンジェル投資家の有安伸宏さんが、「起業したときにこれが入っていると便利だよ」というパッケージを作っていますよね。Wantedly、AWSなどのツールを、有安さんが投資したときに無料で使えるという。あれはいいと思いますね。

福島: 最近使って便利だなと思ったのは、キャスターというサービスですね。起業して一番重いのは、実は人件費と家賃なんですね。家賃はばかになりませんし、敷金礼金もかなり取られます。だから、今後シェアオフィスみたいなものが当たり前になると思いますね。キャスターは、飛行機の予約とかちょっとした経理などをやってくれるのです。秘書を雇うとどんなに安くても60万円はかかるのですが、そのソフトを使うと数万円でできてしまうのです。これは革命だなと思いました。

 もう一個はオフィスのシェアみたいなところです。ちゃんとしたオフィスを借りようとすると、最初の1年分の家賃を先に支払わなければならなかったりします。でもシェアオフィスなら坪1〜2万円くらいで借りられるのも出てきていて、そういうオフィスを使うとキャッシュとしては有利な状況になりますね。

――シェアオフィスは革命ですよね。保証金がなくても、一人でも借りられるという。

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