えっ、添い寝してくれる? サービスを考えた大学生に話を聞いた水曜インタビュー劇場(ZZZ公演)(1/5 ページ)

» 2019年03月13日 07時00分 公開
[土肥義則ITmedia]

 世の中には、ユニークな仕事がたくさんある。無人で古本を販売したり駅ナカで鼻毛を抜いたり退職の手続きを代行したり――。そして、またひとつ、興味深いサービスが登場した。「添い寝」だ。

 「なんだよ添い寝って。やらしいサービスじゃねえか」とお叱りの言葉が飛んできそうだが、違う。友人や知人には言えない悩み、会社の同僚には相談できない不満などがあれば、キャストと呼ばれる男女が応じてくれるというもの。LINEや電話で対応してくれて、実際に会って話をすることもできる。サービスのなかのひとつに、添い寝があるのだ。

聞き慣れない「添い寝サービス」って、大丈夫なの? (写真提供:ゲッティイメージズ)

 サービス名は「rainy」(運営:RAINY)。利用するには、rainyのサイトで必要事項を記入し、気になったキャストを選べば、LINEを通じて連絡ができる――といった流れである。月額3000円(税込み、以下同)を支払えば、キャストから朝・夕2回ほど連絡がある。電話で会話をしたい人は30分2000円、顔を合わせて話したい人は30分2500円、それぞれ別料金が必要になる。

 ……と、ここまで読んでも、「やっぱり怪しい。危険な香りがプンプン漂うよ」といった人もいるかもしれないが、もう少しお付き合いいただきたい。実際には、どのような人たちが、どのような使い方をしているのか。また、なぜこのようなサービスを始めたのか。同社の山根春輝社長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

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