世の中には、ユニークな仕事がたくさんある。無人で古本を販売したり、駅ナカで鼻毛を抜いたり、退職の手続きを代行したり――。そして、またひとつ、興味深いサービスが登場した。「添い寝」だ。
「なんだよ添い寝って。やらしいサービスじゃねえか」とお叱りの言葉が飛んできそうだが、違う。友人や知人には言えない悩み、会社の同僚には相談できない不満などがあれば、キャストと呼ばれる男女が応じてくれるというもの。LINEや電話で対応してくれて、実際に会って話をすることもできる。サービスのなかのひとつに、添い寝があるのだ。
サービス名は「rainy」(運営:RAINY)。利用するには、rainyのサイトで必要事項を記入し、気になったキャストを選べば、LINEを通じて連絡ができる――といった流れである。月額3000円(税込み、以下同)を支払えば、キャストから朝・夕2回ほど連絡がある。電話で会話をしたい人は30分2000円、顔を合わせて話したい人は30分2500円、それぞれ別料金が必要になる。
……と、ここまで読んでも、「やっぱり怪しい。危険な香りがプンプン漂うよ」といった人もいるかもしれないが、もう少しお付き合いいただきたい。実際には、どのような人たちが、どのような使い方をしているのか。また、なぜこのようなサービスを始めたのか。同社の山根春輝社長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
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