土肥: 実際に運営してみて、想定と違ったことはありましたか?
山根: 改めて「人と人のサービスは難しいなあ」と痛感しています。普段、友だちと会うときには「ご飯、食べに行かない?」といった誘い方をする人が多いと思うのですが、こうした関係をサービスに落とし込むのはとても難しい。興味があっても、どこか後ろめたさを感じたり、怖さを感じたり、料金を高く感じたり。こうした壁をどのようにしたら乗り越えることができるのか。このことにチカラを入れていかなければいけません。
レンタル彼氏といったサービスがありますが、どこか軽さを感じて、悩みを相談することができないかもしれません。じゃあ、カウンセリングはどうか。ハードルが高く感じるし、そもそも自分は病気でないので、関係ないと思うかもしれません。このように考えると、日常生活を送っていくなかで、悩みを相談できる人ってなかなかいませんよね。できるだけ近くに寄り添って、フレンズの味方になることができればなあと。
(終わり)
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